ビューティ
連載 ビジネスリポート

身近に“ジブンゴト化”できるOMOでファンを獲得 阪急うめだ本店化粧品売り場2〜4月商況

有料会員限定記事

 阪急うめだ本店の化粧品売り場の2〜4月の商況は、売上高が前年同期比25%増だった。3月下旬にまん延防止等重点措置が解除され、来店客の動きや購買意欲が格段に高まっており、特にラグジュアリーブラントやライフスタイルブランドが高い伸びを示した。

 2月から春の新作コスメが立ち上がり、同店ならではの限定品や先行販売といった、ここにしかないアイテムを多数展開し賑わいを見せた。「SNSやメディアからいち早く情報を収集するのが得意なお客さまが多く、新色などの発売に対して敏感に反応している傾向にある。外出機会も増え、メイクもきちんと季節の切り替えをするようになってきた」と、藤尾瑞子・阪急阪神百貨店第1店舗グループ ビューティー営業統括部化粧品商品部マーチャンダイザー。

 コロナ禍以前のメイクは、リップが主役でアイメイクはシンプルに仕上げる引き算メイクが主流だったが、マスク生活でアイメイクへの関心が高まり、「アイラインやアイブロウの整え方が素敵なお客さまが多く、メイクのレベルが高まっている。今はアイメイクに留まらずマスクを気にしないメイクからさらに一歩踏み込み、ポジティブにトータルメイクを楽しんでいるように感じる」と分析する。特に「エルメス」「シャネル」「ディオール」が好調だったという。「お客さまの購買意欲の高さが伺えた」と話す。

この続きを読むには…
残り841⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。