ビューティ

「ミラノコレクション」から3万円のフェイスパウダー 芸術品に触れるような高揚感を追求

 カネボウ化粧品が展開するフェイスパウダーが主力商品の「ミラノコレクション(MILANO COLLECTION)」は、ブランド最高級の新商品“エターナル フェースパウダー”(30g、税込3万3000円※編集部調べ)を11月26日に数量限定で発売する。6月1日〜7月31日に取扱店(百貨店、一部の化粧品専門店と総合スーパー)の店頭で事前予約を受け付ける。

 「ミラノコレクション」の定番商品“フェースアップパウダー”は1991年に発売。おしろい市場においては過去14年連続で売り上げナンバーワン商品となっている(2008年1月〜21年12月、インテージSRI調べ)。機能面では均一で滑らかな仕上がりを実現する「板状粉体技術」や、バラなどの天然原料にこだわった香りが特徴。さらに、イタリア・ミラノの建造物や神話の女神、天使をモチーフにしたレリーフ模様の容器は、毎年デザインを変えることで特別感を演出している。販売額に占めるリピーター率はおよそ7割で、誕生年や結婚記念などにちなんだギフトニーズも高い。価格は単品9900〜1万3200円(24〜30g)、レフィル付き1万6500〜2万2000円(いずれも税込、編集部調べ)とフェイスパウダーとしては比較的高価ながら、年齢を問わず幅広い層に支持されてきた。

 今回発売する“エターナル フェースパウダー”は毎年発売している通常品を大きく上回る価格設定だが、使用感や所有する喜びにおいては「まるでラグジュアリーな芸術品に触れるような高揚感」(同社)にこだわった。容器は米国のガラスアーティストのアンディ・パイコ(Andy Palio)が監修し、「情熱的に咲き誇る花」をイメージした重厚なフォルムに仕上げた。パウダーを肌に乗せると、花びら状の板状粉末が光を乱反射することで顔をくまなくカバー。彩度の高い「ピンクベールパウダー」と新開発のタルクによる「ブライトベースパウダー」が、明るく自然な血色感の肌に整える。

 植田優子・化粧品事業部門リージョナルブランドビジネスグループ ミラノコレクショングループ リーダーは「コロナ禍を契機に、メイクをすることが他人に要請される“義務”から、自分のための“癒し”や“喜び”に変わっている。そんな今だからこそ、最高の商品を届けたいと考えた」と開発の背景を説明する。「ブランドの技術と世界観を凝縮した“エターナル フェースパウダー”を通じ、顧客との絆を深めたい。ギフトに限らずご自身へのごほうびとしても、豊かな時間を楽しんでいただきたい」。

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