ファッション

篠原ともえの革の着物作品が世界的広告賞、ADC賞で2冠を達成 

 篠原ともえがデザインを手掛けた革の着物の作品“ザ レザー スクラップ キモノ(THE LEATHER SCRAP KIMONO)”が第101回ニューヨークADC賞(THE ADC ANNUAL AWARDS)でシルバーキューブとブロンズキューブの2冠を達成した。

 作品は一般社団法人「日本タンナーズ協会」によって日本の革産業・文化を広く発信するために立ち上げられたプロジェクトの一環で制作したもの。素材にはエゾ鹿革を使い、本来廃棄される革の端の曲線を動物たちが暮らす山容に見立て、グラデーションで表現、さらに、生地を無駄なく使う日本の伝統衣装、着物に仕立てた。

 篠原による受賞の喜びのコメントは以下の通り。「この作品は、日本の皮革産業を支える職人の方々の技術の賜物であり、そして、本プロジェクトに携わったクリエイティブチームの皆さまのご協力なしには到底なし得ませんでした。今回、すでに定年退職された職人さんにも、その方の優れた技巧が本作を作り上げるうえで必要不可欠ということでご参加いただいたのですが、この取り組みをきっかけに、その技術が再認識され、継承の流れが生まれたとお聞きしたときは、言葉になりませんでした。ものを形にするだけでなく、こうしたかけがえのない伝統の橋渡しをすることも、私たちデザイナーの責務だと思っております。今後もデザインやアートの力を信じ、世界へさまざまな魅力をお届けできるよう精進してまいります」 。


Movie director: Mitsuo Abe ©︎TANNERS’ COUNCIL OF JAPAN

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2022年版繊維商社特集 有力企業8社の「今とこれから」を写真と記事で読み解く

「WWDJAPAN」7月4日号は、10年以上に渡って続くロングラン企画の「2022年版 繊維商社特集」です。海外出張と重たいキャリーバック、トラブルシューティングなど体力と精神力が必要で、かつては男性が多かった商社ですが、今では女性も増えています。また、SDGsやサステナビリティなどの社会貢献や働く意義がより問われる中で、会社側の考え方や評価のKPIも徐々に変わりつつあります。

詳細/購入はこちら