ファッション

原宿カルチャーをニットで編む ジムが新ブランド

 ニットアパレルのジム(東京、八木原保社長)は、新ブランド「ジム コンテクスト(GIM CONTEXT)」を今年秋から販売する。1965年から本社を構える原宿の歴史や文化から着想を得て、ニット製品を作る。セレクトショップでの卸販売のほか、ECで売る。

 ファーストコレクションのテーマは「ワシントンハイツ」。終戦後、現在の代々木公園の作られた米軍居住区とそのライフスタイルに着想を得た。

 フライトジャケットのMA-1をローゲージのニットで手編みしたブルゾン(税抜7万円)、デニムのカバーオールを手編みで再現したジャケット(同8万8000円)、ワシントンハイツ内の少年野球チームのスタジャンを英国羊毛で編んだブルゾン(同4万8000円)、米百貨店シアーズの40〜50年代の通販カタログに掲載された服の柄を用いたベスト(同2万5000円)やパイルセーター(同3万2000円)、40年代のスエットを度詰めのカシミアに置き換えたなどパーカ(同12万円)など。古くからあるデザインや柄であっても、糸の太さや細さ、編み地を変えたニットで表現することで新鮮な雰囲気を作り出す。ユニセックスで展開する。

 企画した八木原雄介氏(28)は、ジム創業者・八木原社長の孫として原宿で生まれ育った。「ジムコンテクスト」を作るにあたり、原宿の老舗古着店を巡って当時の服を集めたり、昔の原宿を知る地元住民にインタビューしたりして、イメージを膨らませた。またフェイスブック上にワシントンハイツの元住民のコミュニティがあるのを発見し、当時のことを彼らに取材したり、写真を見せてもらったりした。

 雄介氏は「原宿で60年近く続くニットアパレルとして、歴史や文化と交差するような服を作りたい。自分と同世代の若者にも共感してもらえるだろう」と話す。

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