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ワールド4〜9月期、営業損失19億円 5月と8月の客数減が痛手

 ワールドの2021年4〜9月期連結業績(国際会計基準)は、売上収益が前年同期比2.2%減の773億円、コア営業損益が19億円の赤字(前年同期は83億円の赤字)、純損益は12億円の赤字(同111億円の赤字)だった。期初予想はコア営業損益の11億円の黒字を見込んでいたが、達成できなかった。

 1カ月以上の店舗休業をしいられた昨年に比べれば営業環境は改善したものの、緊急事態宣言の長期化に加え、21年3月期に実施した約370店舗の撤退もあって、売上収益は減収で終わった。特に再び緊急事態宣言が発令された5月、感染拡大が深刻になった8月の客数減が痛手になった。そんな中でも値引き販売の抑制によって粗利益率は4.7ポイント改善し、損失幅は小さくなった。

 この結果を受けて22年3月期連結業績の予想を下方修正した。修正後は、売上高が1802億円(修正前は1964億円)、コア営業利益が49億円(同80億円)、純利益が18億円(同35億円)とする。

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