ビジネス

土屋鞄が革製品のリユース事業に初参入 職人が修理し自社店舗で販売

 革製品の鞄や小物を製造販売する土屋鞄製造所が、革製品のリユース事業に初参入する。家庭で使わなくなった自社の革製バッグを無料で引き取り、職人が修理し自社店舗で販売する。価格は定価の6割程度だという。2021年10 月1日から31日までの試用期間を経て、22年3月から通年サービスとして本格稼働する。

 製品の引き取りは無料で、国内の土屋鞄17店舗と配送で対応。引き取った製品は工房で修理、メンテナンスを行い、販売をする。リセールするアイテムは、経年変化で革の風合いなどが全て異なる一点物であることも魅力。販売時には自社製品であることの認定書を発行し、修理サービスなど新品と同様のアフターサービス体制も整える。

 提供者には一回の引き取りにつき大人用バッグの20%の割引クーポン(有効期限あり)を進呈することで、買い替えを検討する顧客へのメリットとする。リユース品の販売は、11月19日から土屋鞄製造所「童具店・中目黒」で行う予定だ。引き取りサービスの本稼働以降は、土屋鞄製造所各店に加え、オンラインストアでの販売も検討しているという。

 同社はこれまでも自社製品のバッグやランドセルの修理や、ランドセルの余り革などを材料にしたワークショップを行ってきたが、この度、リユースとリメイク、リペアを柱とするサステナブルなプロジェクトを立ち上げた。今回のリユース事業を第一弾と位置付け、リユース・リメイク・リペアに関わる専門の職人を採用・育成しながら、プロジェクトで26年までに年間売上高5億円を目指す。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

盛り上がる”スピリチュアル消費“を分析 「心に寄り添ってほしい」ニーズに向き合う

「WWDJAPAN」10月25日号は、“スピリチュアル消費”特集です。ここ1〜2年、財布の開運プロモーションや星座と連動したコスメやジュエリーの打ち出しがますます目立つようになっています。それらに取り組むファッション&ビューティ企業と、その背景にある生活者の心理を取材しました。 スピリチュアルと聞くとやや怪しさがありますが、取材を通して見えてきたのは「心に寄り添ってほしい」という女性たちの普遍的な…

詳細/購入はこちら