ファッション

王道ブランドのブーツ目立つ ユナイテッドアローズなどメンズセレクト20-21秋冬展

 前回に続き、「セレクトショップ(メンズ)」の2021-22年秋冬展を見て回っている。そこで気付いた一つの特徴、“ブーツの復権”についてお話したい。

 ビューティ&ユース ユナイテッドアローズは、展示会場に入ってすぐのスペースに米国のブーツカンパニー「ティンバーランド(TIMBERLAND)」や「ダナー(DANNER)」の編み上げブーツをディスプレーし、ユナイテッドアローズも内山省治メンズファッションディレクターらによる(長いもので10年以上になる)フランス靴「パラブーツ(PARABOOT)」、英国靴「クロケットアンドジョーンズ(CROCKETT & JONES)「チャーチ(CHURCH'S)」などへの別注チャッカブーツやサイドゴアブーツを並べていた。ベイクルーズの展示会ではエディフィスやジャーナル スタンダード、その派生業態である417 エディフィスやジャーナル スタンダード レリュームなどで「パラブーツ」、米国のブーツカンパニー「レッド・ウィング(RED WING)」が目立った。

 いずれの業態も歴史ある王道ブランドが元気で、時系列的には1.バブル的ブームだったスニーカーが何シーズンか前に頭打ち→2.ビッグシルエットブームが若年層のみならずオトナ世代にも定着→3.足元にもボリューム感のある&少し目先を変えた提案がしたい→4.オーセンティックブーツの登板!という流れかと。

 これらのブーツの多くにはグッドイヤーウェルト製法などが用いられ、履くほどに中物(コルク)が自分の足の形に沈み込んでフィット感が高まり、またウェルトを介してアッパーと直接縫製されないアウトソールは交換が可能で、半永久的に着用できることもサステナブルな時勢に即している。

 スニーカーの陰で、長い間陽の目を浴びてこなかったブーツ。“はじめは硬くて履きづらくとも、また多少値は張ろうとも、選んで長く履く”が本格化するかどうかは、われわれ消費者次第でもある。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

色で着崩すクラシック 2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集【WWDBEAUTY付録:2026年上半期ベストコスメ発表】

「WWDJAPAN」6月22日発売号は、「リアルトレンド」ウィメンズ編です。国内アパレルやセレクト各社の2026-27年秋冬の打ち出しを一挙に紹介。シーズンのトレンド傾向から「今っぽい」をかなえるスタイリング術までを読み解きます。今季のキーワードは、「クラシック」と「エレガンス」。多くのブランドが、端正なジャケットを主役にしたトラッドスタイルをベースに、独自の解釈を加えた提案に挑戦しています。また…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。