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4月のヒットランキング「アイブロウ」TOP5 ドラッグストア&バラエティーショップ&EC編

 「アイブロウ」に力を入れる人が増えている。メイクの印象の8割を決めるとも言われていて、マスク着用もあり注目を集めているカテゴリーだ。今回は、ドラッグストア「トモズ」、バラエティーショップ「プラザ(PLAZA)」、「アットコスメ(@COSME)」の店舗「アットコスメトーキョー(@COSME TOKYO)」のアイブロウのヒット製品トップ5を調査した(集計期間:2021年4月1日〜30日)。

【トモズ】
眉、目カテゴリーは伸長傾向。眉用マスカラも人気

1位「ケイト」“デザイニングアイブロウ3D”(全4種うちWEB限定1色、各1210円)
2位「エクセル」“パウダー&ペンシル アイブロウEX”(全8色、各1595円)
3位「デジャヴュ」“アイブロウカラー”(全4色、各880円)
4位「フジコ」“眉ティントSVR”(全4色、各1408円)
5位「ブロウラッシュ イーエックス」“ブロウコーティングR”(5mL、990円)

 「トモズ」の岸野彩バイヤーは「1位の『ケイト』は、不動の売上No.1。簡単に眉のグラデーションができ、ノーズシャドウも描ける使い勝手の良さがお客様に響いている。2位『エクセル』は、ペンシル、パウダー、スクリューブラシが一体になったアイブロウ。眉メイクが苦手な方もナチュラルで立体的な眉がかけると人気。3位『デジャヴュ』は、細いブラシで塗りにくい眉毛の端もしっかり色をのせられるマスカラ。ふんわり優しい印象になれると好評。4位『フジコ』は、一度塗るだけで約3日持つ眉ティント。『朝のメイクが楽になる』『一度使うと手放せない』と、リピーターも多い。5位『ブロウラッシュ イーエックス』は眉が消えない耐久アイブロウコート。余分な皮脂を吸収する皮脂くずれ防止パウダーで、描きたての眉の美しさが長持ちする』と話す。

 全体の傾向については「眉、目カテゴリーは伸長傾向。眉用マスカラは『あか抜けた印象になる』と特に好調で、ヘアカラーの色味より明るめのカラーをセレクトする傾向がある。成長傾向のアイブロウには今後も期待している」と話す。

【プラザ】
眉や目もとの色味にこだわり、メイクにアクセントをつける傾向

1位「エクセル」“パウダー&ペンシル アイブロウ(EX PD01ナチュラルブラウン)”(全8色、各1595円)
2位「デジャヴュ」“アイブロウカラー(2ナチュラルブラウン)”(全4色、各880円)
3位「ヘビーローテーション」“カラーリングアイブロウ(04ナチュラルブラウン)”(全7色、各880円)
4位「エテュセ」“アイエディションブロウマスカラ(01アッシュミルクティー)”(全4色、各1320円)
5位「フーミ―」“アイブロウパウダー(r.mレディモーヴ)”(全6色うちWEB限定1色、各1980円)

 「プラザ(PLAZA)」商品部H & B課の中野幹也課長は「1位の『エクセル』は、ロングセラーの大人気商品。ウォータープルーフで落ちにくく、ポーチに入れてもかさばらないサイズ感。ヘアカラーに合わせられるカラーバリエーションも支持されている。2位の『デジャヴュ』は極細のブラシで付けやすく、重ねてつけてもダマ・ムラにならず、初心者でもふんわり眉を簡単に演出できる。お湯でオフできる点も好評。3位『ヘビーローテーション』は、定番カラーだけでなく、流行に沿った新色が登場するため、幅広い年代から指示を集めている。4位『エテュセ』は全色アッシュ系のカラーでナチュラルなニュアンスを演出できる。ピンクやグレイなどトレンド感あるカラーや、シンプルで洗練されたパッケージも人気。5位『フーミー』は昨年、限定で登場し即完売したカラーが定番に。大人の気品や色気を演出するパープルのパレットアイブロウは新鮮で、今でも入荷と欠品を繰り返している」と語る。

 全体の傾向について「眉メイクの需要は変わらず続いている。前年比で、リップやファンデーションの売上は大きく減少する中、眉や目もとのカテゴリーの減少は最小限にとどまっている。リップで気分や印象を変えることが難しい分、眉や目もとのメイクに色味の変化をつけ、メイクを楽しむ方が増えている印象だ。差し色の入ったパレットや、ブラシなどツールの需要も以前より着実に上がってきている。アイメイクでは、10代、20代を中心にリキッドタイプのグリッターアイテムが非常に好調。目もとや下まぶたにつけ、華やかに仕上げる方が多い。色味が大きく変わるわけではないので、いつものメイクに簡単にプラスできるのも支持につながった。パウダータイプは、輝度が高いものや大粒ラメ入りのアイテムが伸長している」と明かす。

【アットコスメ】
ベストコスメアワード殿堂入り商品が上位を独占

1位「セザンヌ」“超細芯アイブロウ”(全3色、各550円)
2位「エクセル」“パウダー&ペンシル アイブロウEX”(全8色、各1595円)
3位「ヘビーローテーション」“カラーリングアイブロウ”(全7色、各880円)
4位「ケイト」“デザイニングアイブロウ3D”(全4種うちWEB限定1色、各1210円)
5位「デジャヴュ」“アイブロウカラー”(全4色、各880円)

 原田彩子「アットコスメ」リサーチプランナーは全体傾向について「1位『セザンヌ』は、眉尻の1本1本まで繊細に描ける、0.9mmの超細芯が特徴。『@cosmeベストコスメアワード2020 ベストアイブロウ』第1位を受賞している。2位の『エクセル』は『@cosmeベストコスメアワード2016 殿堂入り』、3位の『ヘビーローテーション』は『@cosmeベストコスメアワード2014 殿堂入り』、4位の『ケイト』は『@cosmeベストコスメアワード2020 殿堂入り』5位『デジャヴュ』は『@cosmeベストコスメアワード2020 上半期新作ベストアイブロウ 第1位』とベストコスメアワード受賞アイテムが上位を占める結果となった。5位『デジャヴュ』は比較的ロングセラー商品が多いアイブロウランキングの中で、発売から1年強の商品。小さめのブラシが特徴の眉マスカラで、地肌に付くことなく眉毛1本1本に塗りやすい点が高く評価されている。ムラやダマになりにくくべたつかない点、色付きの良さなども支持に繋がった」と話す。また、売上高については「アイブロウの中でも、眉マスカラが新型コロナ感染拡大前と比較しても伸長しており好調だ」とコメントした。

 2021年4月集計、のアットコスメ」口コミランキングでも、トップ5に傾向が見られた。口コミからヒットアイテムを検証しているので、こちらも合わせてチェックしてほしい。

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