ビューティ

創業2年で79カ国に展開 英国で話題のメンズメイクアップブランドが日本初上陸

 世界75カ国以上で展開する英国発ヘアケアブランド「タングルティーザー(TANGLE TEEZER)」などを扱うプリアップは10月15日、英国発メンズメイクアップブランド「ウォーペイント(WAR PAINT.)」(全6種、950〜3500円)を公式サイトやバラエティーショップなどで発売する。

 「ウォーペイント」は2018年11月に英国で誕生。創設者のダニー・グレイ(Danny Gray)が“自信を与える、男のメイク”をコンセプトに、カバー力や保湿力に優れたアイテムを展開する。製品はメイクをしていないような自然な仕上がりにこだわり、植物由来成分のみを使用、動物実験をしない、高品質で英国製、クールでラグジュアリーなパッケージを追究する。プリアップは「製品の品質がよくつける人に寄り添っていると感じたこと、英国でスタッフに会い彼らの思いや願いに曇りが一切なかったこと、ブランドストーリーに共感を持てたのも大きい」と取り扱いを決めた。

 デビュー時は乾燥や赤みが目立ちがちな男性の肌に向けたBBクリームや、抗炎症効果が期待できる成分を配合し英国で人気No.1のコンシーラー、テカリを抑えてさらっとした質感を持続させるフェイスパウダーなど扱う。これらは英国では18〜50歳以上と幅広い層から支持されている。またスキンケアの取り扱いもあるため、順次導入する予定だ。

 同ブランドは、グレイ創業者が14歳の頃にいじめを受け身体醜形障害を発症し、姉から借りたコンシーラーを使うことで「こんなに肌が変わるんだ」と衝撃を受け、メイクをすることで自信を得られることが創業のきっかけとなった。また、コンシーラーを女性の化粧品売り場で購入することの抵抗感があったことも起因している。

 創業から約2年で79カ国に10万個以上を出荷。ハーヴェイ・ニコルズ(Harvey Nichols)、トップマン(TOPMAN)、リース(REISS)、ミスターポーター(MR. PORTER)などのメンズストアで展開するほか、今年1月には英国大手百貨店チェーン、ジョン・ルイスの旗艦店に世界初の男性用メイクアップカウンターをオープンした。現在、実店舗を英国やアイルランド、スコットランドに構え9店舗を有する。そのほか今夏からヴァージン・アトランティック航空とノリッジシティFCとパートナーシップを結ぶなど攻勢が続いている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“個”が主役の百貨店特集2024【WWDJAPAN BEAUTY付録:2023年度世界のビューティ企業TOP100】

7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。