ファッション

カウズの巨大アートプロジェクト第5弾の舞台は宇宙 360度全周囲ビデオカメラで記録

 ニューヨークを拠点に活動するアーティストのカウズ(KAWS)とクリエイティブスタジオのオールライツリザーブド(ALLRIGHTSRESERVED以下、ARR)は8月17日に、2018年からソウル、台北、香港、日本で展開してきた巨大アートプロジェクト「カウズ:ホリデイ(KAWS: HOLIDAY)」の第5弾を発表した。

 「カウズ:ホリデイ」は、カウズの代表的なキャラクターである「コンパニオン(COMPANION)」の巨大アートワークが“世界中を旅する”というコンセプトのプロジェクトだ。17年にカウズがエスケイ・ラム(SK LAM)ARRクリエイティブ・ディレクターに送った1枚のイラストをきっかけにスタート。18年7〜8月に開催した1都市目のソウルでは巨大コンパニオンが石村湖に浮かべられ、その後、19年1月に台北、19年3月に香港でも同様のアートワークが設置された。日本では19年7月に、静岡県富士宮市にある「ふもとっぱらキャンプ場」で開催した。

 今回は宇宙を舞台に、宇宙服を着用した「コンパニオン」が探測気球を利用し、41.5km(136,296フィート)の成層圏(地球を取り巻く対流圏の上層)に突入。超高速で上昇し、無重力状態で誰もいない宇宙を約2時間かけて彷徨い地球に帰還した。この飛行プロセスは360度全周囲ビデオカメラで記録された。

 カウズは、「今年はさまざまなプロジェクトのキャンセルが相次ぐ中、家から安心して楽しめるものを制作したいと考えていた。今年は私が『コンパニオン』を初めて制作してから20周年の記念すべき年だ。なので、色々な制限がある状況の中で、何か特別なものを制作しなければならないと感じていた。ここ数カ月閉じこめられているような気持ちだったが、このようなプロジェクトがそういった現実から逃避する機会を与えてくれた」と語る。

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