ビューティ

コティがキム・カーダシアンのコスメ「KKW」を買収か

 コティ(COTY)はキム・カーダシアン(Kim Kardashian)と、彼女が手掛けるコスメブランド「KKW」の買収について交渉している。コティは米国証券取引委員会に提出した書類の中に、「キム・カーダシアンと化粧品に関する協業について交渉している。取引についての詳細は公表できない」と記したという。

 コティは昨年、異父姉妹のカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)がプロデュースするコスメブランド「カイリー・コスメティクス(KYLIE COSMETICS)」を6億ドル(約654億円)で買収したばかりだ(株式の51%を取得)。

 ピーター・ハルフ(Peter Harf)=コティ会長兼最高経営責任者はウオールストリートのアナリストに対し、自身が2人の母のクリス・ジェンナー(Kris Jenner)と仲が良く、「カイリー・コスメティクス」の買収は1年半以上をかけて交渉を重ねたという。「ジェンナー家がわれわれと協業していることを誇りに思う。家族全員とコネクションを持っている」とコメントした。

 コティは16年にプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)から41ブランドを買収して以来、業績が悪化している。CEOの相次ぐ交代のほか、最近は新型コロナウイルスによるダメージがさらに重くのしかかっている。また5月には、ヘアケアブランド「ウエラ(WELLA)」や「クレオール(CLAIROL)」、ネイルブランド「OPI」、ヘアツールブランド「GHD」など、コティのプロフェッショナルビューティおよびヘアケア事業の大半を43億ドル(約4558億円)でKKRに売却すると発表している。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。