ビューティ

日焼け止めに求めるものは「保湿」、価格は1000〜2000円 「WWDJAPAN.com」アンケート

 2020年春は、各社から日焼け止めが多く発売される。製品は「WWDビューティ」1月30日号の「2020年春夏スキンケア特集」で詳しく紹介しているが、今季は“(一部の)光を通す”「B.A」の日焼け止めだったり、既存の日焼け止めの8分の1の薄さをかなえた「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」の日焼け止め、多様化するニーズに合わせ4種の日焼け止めを発売する「コスメデコルテ(DECORTE)」など、進化したUVケアアイテムが登場する。近年の日焼け止めは紫外線のみならず、環境汚染物質やブルーライトもカットするような多機能タイプが当たり前になりつつあるが、そういった“多機能UVケア”が多く登場するのは、消費者のUVケアに対する意識の向上およびニーズの多様化が背景にある。

 そこで「WWDJAPAN.com」の公式インスタグラムとツイッターのアカウント(@wwd_jp)で日焼け止めニーズの調査を行った。インスタグラムで問いかけた「紫外線カット以外の機能で日焼け止めに求めるものは?」に対し、最も回答が多かったのは①保湿②ベタつかない③スキンケア効果だった。中でも「保湿」が圧倒的に多く、日焼け止めもしくは日焼けそのものによる乾燥に悩むユーザーが多いようだ。そのほかにも「美白効果」「エイジングケア」「肌荒れしない」のような具体的なスキンケア効果を求める意見があれば、「トーンアップ」「艶」「肌色補正」「カバー力」「下地効果」といったメイクアップ効果を求める声も見られた。

 「ツイッター」では同じ問いに対し四択でアンケートをとった。すると「肌への優しさ」と答えた人が39%、「スキンケア効果」が30%、「塗り心地の良さ」が16%、「トーンアップ効果」が15%だった。このように、ただ紫外線から肌を守るだけでなく、肌をケアしたり、メイクアップすることも同時に求めるニーズが高いことが分かる。

 今回のスキンケア特集では百貨店ブランドを中心に取り上げた。各社共に、これまで以上に最新技術・知見を生かした製品が多く、そのために価格も4000円以上するものがほとんどだった。中にはスキンケアと同じ理論のもとで作られていたり、同等のスキンケア効果にこだわったりするために1万円以上するものもあった。紫外線カットだけでなく、ニーズに合わせてプラスアルファの効果を加えていることで単価がアップしているが、果たして高価格の日焼け止めを一般ユーザーは購入するのか?

 ツイッターで尋ねた「顔用日焼け止めにかけるお金は?」という問いに対し、「1000〜2000円」と答えた人が44%、「2000〜5000円」が34%、「〜1000円」が16%、「5000円〜」が6%いた。また、インスタグラムでは「百貨店ブランドの日焼け止めを購入するか?」という問いに対し、「NO」と答えたのが76%、「YES」は24%だった。こう見ると、1万円以上の日焼け止めのニーズはまだ低いように感じるが、同時にドラッグストアブランドの日焼け止めも年々進化していることも背景にあるだろう。もちろん、「WWDJAPAN.com」のフォロワーが全国の消費者を代表する訳ではないが、約3分の1が「2000〜5000円」と答えたことから、4000円以上の高価格UVケアアイテムのニーズも決して低くないことが分かる。

 紫外線研究が進むと、紫外線を効率よくカットするだけでなく、紫外線ダメージにアプローチするような、ますます多機能は当たり前になってくるだろう。また、今回の調査では紫外線吸収剤が海に及ぼす影響から「環境に優しい」という回答も見られ、今後は環境への負荷も考えた製品が増えていくのではないか。

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アウトドア消費の現在地と未来 ブームは一過性か、それとも日常に定着するか

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