週末お出掛けスポット　戦後の著名人を題材にした横尾忠則の個展などアート5選

公開：2019/05/31

(更新：2019/08/06)

　週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は横尾忠則の戦中戦後の文化的体験を回顧できる個展や作家本人が牛乳に顔を突っ込む映像作品も展示する宮島達男「Counting」展など5つをラインアップ。また、これまでに「WWD JAPAN.com」が記事化した今週末（5月31日〜6月2日）のイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。

【アートスポット5選】

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戦後の著名人を題材にした横尾忠則の個展

　横尾忠則の個展「B29と原郷 -幼年期からウォーホールまで-」がスカイザバスハウスで7月6日まで開催されている。横尾忠則の戦中戦後の文化的体験を総体的に回顧できる同展は、歴史上の人物ダグラス・マッカーサー（Douglas MacArthur）や映画の主人公ターザン、文化的な著名人アンディ・ウォーホル（Andy Warhol）を題材とした作品を主に、横尾の代表作「Y字路」シリーズも組み合わせて展示する。

■B29と原郷 - 幼年期からウォーホールまで
日程：5月31日～7月6日
時間：12:00～18:00
場所：SCAI THE BATHHOUSE
住所：東京都台東区谷中6-1-23
休廊日：日・月・祝日

作家本人が牛乳に顔を突っ込む映像も　宮島達男「Counting」展

　現代美術家の宮島達男「Counting」展が8月31日まで、東京・銀座Akio Nagasawa Gallery Ginzaで開催されている。同展は、宮島自身が牛乳に顔を突っ込むパフォーマンス映像「Counter Voice in Milk」(2000/2019年)や皮膚の色が違う男女6人にボディーペイントをして差異を考えさせる作品「Counter Skin (colors)」(2016年)、1983年に行われたパフォーマンスの再制作作品「Count Down Drawing against the Wall」(1983/2000/2017年)の3作品を紹介する。

■宮島達男「Counting」
日程：5月31日～8月31日
時間：11:00～19:00
場所：Akio Nagasawa Gallery Ginza
住所：東京都中央区銀座4-9-5 銀昭ビル6F

休廊日：日・月・祝日

東京オリンピックの“祭りのあと”を模索する「東京計画2019」の第2弾

　武蔵野美術大学が運営するgallery αMは、「東京計画2019」展の第2弾として風間サチコの個展を6月1日～7月31日に開催する。美術作家の風間は、“現在”起きている現象の根源を“過去”に探り、 “未来”に垂れこむ暗雲を予兆させる黒い木版画を中心に制作している。「東京計画2019」展は、2020年東京オリンピックに向けた大規模開発など、祭りのあとの生き残り方を模索する全5回の連続展覧会。

■「東京計画2019」vol.2 風間サチコ
日程：6月1日～7月31日
時間：11:00～19:00
場所：gallery αM
住所：東京都千代田区東神田1-2-11アガタ竹澤ビルB1F
休廊日：日・月・祝日

気化熱が生み出す音のインスタレーション　赤松音呂の個展「Meteon」

　アーティスト赤松音呂の個展「Meteon」が東京・新宿にあるミヅマアートギャラリーで6月29日まで開かれている。気化熱の原理を利用した音のインスタレーション「Meteon」と地磁気の視覚化を試みた「Chijikigumo」を展示している。（詳細はコチラ）

■赤松音呂展「Meteon」
日程：5月29日～6月29日
時間：11:00～19:00
場所：ミヅマアートギャラリー
住所：東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F
入場料：無料y
休廊日：日・月・祝日

ペインターのピーター・ソールとエリック・パーカーが師弟初の2人展を開催

　ペインターのピーター・ソール（Peter Saul）と彼を師事するエリック・パーカー（Erik Parker）の師弟初の2人展が、6月1日〜7月6日に東京・渋谷のナンヅカ（NANZUKA）で開催される。同展はソールの新作のペインティング「Van Gogh Cuts Off His Ear」が展示する。（詳細はコチラ）

■Peter Saul and Erik Parker
日程：6月1〜7月6日
時間：11:00〜19:00
定休日：日・月曜・祝日
場所 : NANZUKA
住所 : 東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビル地下2階
入場料：無料