ビジネス

「ウカ」が社外向けに人材育成を目的としたアカデミー事業を開始

 トータルビューティサロン「ウカ」はこれまで社内で培ってきた技術教育や人材教育、マネジメントなどのノウハウを社外に向けて提供するアカデミー事業「ウカデミー ライブ!」を新たにスタートし、10月25日に最初の講習を行う。基本的には1テーマ1回の講習で、時間は2~3時間ほど。講習は予約サイト「ピーティックス」を通じて申し込める。

 「ウカ」は2009年に社内教育機関「ウカデミー」を設立し、時代に合った教育体系の構築と人材育成に注力をしてきた。「ウカ」の渡邉弘幸・副社長は、「離職率を低くするためにもこれまでの徒弟制度のような感覚的な教育ではなく、しっかりと言語化して伝えていく必要性を感じ、『ウカデミー』は始めた。加えて技術以外だけでなく、課題発見方法、仮設構築力、ロジカルシンキング、プレゼンテーションを高める知識教育を行うことで、離職率も低下、全体的な売り上げも年々増えている。こうした『ウカ』の成功ノウハウを教えていく。コンセプトは『うれしいことが世界でいちばん多い教育のライブハウス』」と話す。

 「社外に向けて教えられるレベルの技術やノウハウを持った講師を育成することができたこのタイミングでスタートした」と話す「ウカデミー ライブ!」の巌谷春行・校長。「『ウカデミー』を始めた時からいつかこのノウハウを社外に向けても活用でき、美容業界に少しでも貢献できればと考えていた。ただ、教える人を育てるのが難しく、7年かかった」。

 「ウカデミー ライブ!」では、ヘアやネイル、ヘッドスパ、エステなどの技術だけでなく、経営、販売スキル、マネジメントといった美容全般に関わる多種多様なスキルを教えていく。また、サロンからの要望があれば、それに合わせた講習プログラムのカスタマイズやコンサルティングをすることも可能だ。プロフェッショナル向け以外にもセレクトショップなどの販売員に向けての講習も実施する。「ウカ」の渡邉季穂・社長は「将来的には、外部のメイクアップアーティストなど、『ウカ』以外のクリエイターを招いての講習などもしていくつもりだ」と話す。

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