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「サンリオハウス」新宿・大阪店が予算を大幅超え 名古屋では初のカフェ併設で魅力を拡大

マッシュスタイルラボが企画・運営するサンリオ監修のブランド「サンリオハウス(SANRIO HOUSE)」が好調だ。新宿、大阪の既存2店舗はいずれも売上高が予算を大幅に上回り、10月29日には3店舗目となる名古屋パルコ店をオープンした。初のカフェを併設し、物販にとどまらない新たな店舗モデルに挑む。

一方、名古屋パルコではIPコンテンツの集積を進めるなど、館の再編が加速している。2027年2月末には南館の営業終了も控える。こうした変化の中で、「サンリオハウス」は新たな集客拠点となるか。既存店の実績や好調の要因、名古屋出店の狙いについて、巻島彬子プロデューサー部部長に聞いた。

大阪では約800人が行列
グッズはタンブラーが爆発的ヒット

「新宿、大阪の2店舗ともに、売り上げは予算を大幅に上回っており、マッシュとサンリオキャラクターズのシナジーを強く実感している」と巻島部長。具体的な売上高は非公表だが、「マッシュがこれまで培ってきた20〜30代を中心とする顧客層に加え、サンリオキャラクターズが持つ幅広い世代への影響力が、大きな集客につながっている。新宿店では海外からのお客さまも多く、国内外を問わずキャラクターの魅力が支持されている」と説明する。

好調を支えるのが、キャラクターの魅力を生かした幅広い商品構成だ。「ブラインドボックスやカプセルトイといった、選ぶ楽しさやコレクション性のある商品に加え、想定を上回る販売数を記録しているクリアタンブラー(各1980円)など、多数のヒットアイテムが生まれている」という。9月に発売したばかりのコスメラインや、マッシュブランドとのファッションアイテムも取りそろえ、さらに「サンリオハウス」の世界観を広げる。

SNSを通じた反響も大きい。「大人の女性に楽しんでいただける商品開発や、SNSを中心としたお客さまの発信・反響が話題を呼び、さらなる来店につながる好循環も生まれている」。大阪店では、開店前に整理券を求めて約800人が列をつくった。「単にキャラクターの人気に頼るのではなく、IPの魅力を生かした商品企画と、お客さまが思わず誰かに伝えたくなるような購買体験を組み合わせることで、話題性と売り上げの両面で成果につながっている」と分析する。

IP集積が進む名古屋パルコ 
初のカフェ併設で新たな顧客接点を

名古屋パルコは近年、ファッションに加え、IPコンテンツやエンターテインメントの強化を進めている。9月には西館8階を全面リニューアルし、「ゴジラ・ストア」「仮面ライダーストア」などのキャラクターショップと大型催事場を併設した「PARCO“エンタPARK”」をオープン。館全体で約40店舗のエンタメショップを集積するほか、レストランとのコラボメニューやキャラクターカフェなど、買い物と飲食を組み合わせた体験の充実を図っている。

一方、1998年に開業した南館は、商業環境の変化や設備への投資負担を背景に、27年2月末で営業を終了する。栄エリアでは新たな商業施設の開業や再編が進み、名古屋パルコも転換期を迎えている。

こうした中で出店する「サンリオハウス」名古屋店について、巻島部長は「『サンリオハウス』の展開をさらに広げていく拠点と位置付けている。名古屋パルコはIPコンテンツとの親和性が高く、幅広いお客さまとの接点を生み出せる場所だと考えている」と話す。

最大の特徴は、ブランド初となるカフェの併設だ。メニューの企画・デザインはマッシュスタイルラボが担当し、マッシュフードラボのノウハウを活用。キャラクターカフェの運営に知見を持つ企業とも協業し、キャラクターの世界観を表現しながら、味や品質にもこだわったオリジナルメニューを提供する。「従来の物販を中心とした楽しみ方に加え、飲食を通じて『サンリオハウス』の世界観をより深く体験していただける、新たな店舗モデルへの挑戦でもある。今後の『サンリオハウス』事業の可能性を広げるとともに、お客さまに新しい楽しみ方を提案する拠点にしていきたい」。

IPコンテンツの集積を進める名古屋パルコにとっても、集客力のある「サンリオハウス」を地下1階に迎えることで、上層階への回遊を促す噴水効果が期待される。

© 2026 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L664297

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