プーチ傘下のファッションハウス「ラバンヌ(RABANNE)」は、ジュリアン・ドッセーナ(Julien Dossena)クリエイティブ・ディレクターが退任することを明らかにした。ドッセーナは13年にわたり同職を務めた。後任については「追って発表する」としている。ブランドはすでに数人に後任候補を打診しているようだ。その中には、昨年11月に「バルマン(BALMAIN)」のクリエイティブトップとしての14年間の任期を終えたオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)も含まれている。
「ラバンヌ」は「ドッセーナは新時代を築く上で決定的な役割を果たした。文化的文脈を重視した独自のクリエイティブ・ビジョンを持ち、ブランドのアイコニックなコードと現代的かつ未来志向の精神を融合させ、新世代に向けてヘリテージを再解釈した。この間、『ラバンヌ』は著しい成長を遂げ、世界的な認知度も大きく向上した」とコメントした。
一方のドッセーナも、「プーチが私を信頼し、13年間にわたってビジョンを支えてくれたことに感謝する。また卓越したクラフツマンシップと献身を捧げてくれたチーム、アトリエのスタッフにも心からの謝意を示す。この13年は、職業的にも個人的にも、私にとって常に大きな意味を持ち続ける」としている。
ドッセーナが手掛けた最後のコレクションは、今月初めに発表したイブニングウエアのカプセルコレクションとリゾートコレクションとなった。
ドッセーナはブリュッセルのラ・カンブル国立美術学校出身。2006年にイエール国際モード&写真フェスティバルで賞を獲得し、08年から12年にかけては「バレンシアガ(BALENCIAGA)」でシニアデザイナーを務め、当時のクリエイティブ・ディレクターのニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)と仕事を共にした。
プーチは1987年にパコ・ラバンヌを買収し、2011年にファッション部門を再始動させた。23年にはブランドのフェミニン化と格上げを図る一環として、またファッションとフレグランス事業を統合するためとしてブランド名を「ラバンヌ」へと短縮した。フレグランス今なお成長を牽引する原動力になっている。