「WWDJAPAN」5月25日号は「メゾン ミハラヤスヒロ特集」です。
粘土のようなアウトソールが特徴の“オリジナルソールスニーカー”の世界的ヒットを皮切りに、今や国境を越えたムーブメントを巻き起こしている「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」。数々の既成概念を壊すことで道を拓いてきた三原康裕デザイナーは現在、一つの集大成として、世界で戦える企業とブランドを創る“第二創世記”を迎えています。
今号の表紙は、膨大なミリタリーウエアのアーカイブやアートブックが散りばめられた都内のアトリエに佇む三原デザイナー。中面ではシューズブランドからトータルブランドへと発展しV字回復を遂げた同ブランドの軌跡と、そのクリエイションやビジネスを支える運営会社ソスウのキーパーソン5名を取り上げます。「メゾン ミハラヤスヒロ」の企画統括が語るブランドの転機となったヒットスニーカーの誕生秘話、ソスウのグループブランドある「カミヤ(KAMIYA)」の神谷康司デザイナーや「ケイスケヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」の吉田圭佑と三原デザイナーのエピソード、北米・韓国市場での影響力拡大について深掘りするほか、三原氏の右脳的&芸術的な思考に迫るロングインタビューを収録しています。
そのほかにフォーカスするのは、「グッチ(GUCCI)」が5月16日にニューヨークのタイムズスクエアで発表した2027年クルーズコレクション。新カテゴリー“グッチコア”を通し、あらためて提示した“グッチらしさ”について解説します。最終面の「ファッション&ビューティパトロール」では、元「ハナコ」編集者で、現在は東京・駿河台に「スナックBAR 編集長」を構える小倉久氏をクローズアップします。昼は編集者、夜はスナックのマスターという二つの顔を持つ彼が考える、世代も立場も異なる人たちが一緒になって作る「スナック」という特別な空間の魅力について、深く掘り下げています。
(COVER CREDIT)
PHOTO : KAZUSHI TOYOTA
ART DIRECTION & DESIGN : CHIAKI SATO
COVER REELS DESIGN:CHIGE(GWISUB JUNG)
サステナビリティを「選ばれる理由」に変える
別冊「WWDBEAUTY」は、毎年恒例のサステナブルビューティ特集です。かつて環境配慮やCSRの文脈で語られていた化粧品業界のサステナビリティは今、製品や売り場、コミュニケーションを通じて、どのような価値観や体験を生活者に届けるかという領域まで広がっています。
本特集では、国内外のサステナビリティの潮流や大手4社の自社目標に対する自己採点から進捗を整理。その上で、「売り場の進化」「流通の進化」「社会的役割の進化」の3つの視点から、各社・各ブランドの取り組みを追いました。
「売り場の進化」では、「シロ(SHIRO)」や「オサジ(OSAJI)」、「ビープル(BIOPLE)」が直近で取り組む売り場作りを紹介。リニューアルを実施した「イセタン ビューティー アポセカリー」のキュレーションの変化にも迫ります。「流通の進化」では、ブランドを対象にコスメロスに関するアンケートを実施。さらに、ルミネが進めるコスメロス削減に向けたイベントから“コスメの出口”の今を探ります。「社会的役割の進化」では、「スリー(THREE)」の地域創生、花王の「ミラーレスメイク」、ポーラの能登支援、コーセーホールディングスの他者理解を促す体験型ワークショップ、オルビスの子ども支援を取り上げます。各社がビューティ企業としてのアセットを生かしながら、社会にどのような価値を提供しようとしているのかを読み解きます。
さらに、ナチュラル・オーガニックブランドの新興プレーヤーに焦点を当てるほか、日本ロレアルのコーポレート レスポンシビリティ担当者、阪急うめだ本店のサステナブル編集売り場「グリーンエイジ」のマーチャンダイザー、化粧品開発エキスパートを迎え座談会を実施。化粧品業界のサステナビリティのこれからを見据えます。
物価高や情報疲れなど、生活者を取り巻く環境が刻一刻と変化する今、「サステナブル」であることだけでは選ばれる理由になりにくくなっています。それを製品、売り場、体験、コミュニケーションを通じて、生活者にとっての“選ぶ理由”へどう変換するか。化粧品業界におけるサステナビリティの現在地をぜひご一読ください。
(COVER CREDIT)
PHOTO:ISEKI(TRIVAL)
ART DIRECTION & DESIGN:JIRO FUKUDA
COVER REELS DESIGN:CHIGE(GWISUB JUNG)