H&Mグループ傘下の「コス(COS)」は11月28日、国内4店舗目で関西初となる常設店を大丸心斎橋店本館5階にオープンした。店舗面積は103平方メートル。同社は「日本市場における拡大戦略の中でも重要なマイルストーン」と位置付ける。
同店は、ウィメンズを中心としたアパレルのほか、バッグやスニーカーなどの小物類もそろえる。天然顔料と合板を用いたイタリアのペーパーファクター(PAPER FACTOR)製の特注テーブルや「ヘイ(HAY)」の椅子など、厳選した家具を配置しモダンかつタイムレスな世界観を表現した。
「コス」は2007年にロンドンで設立。14年に東京・南青山で日本1号店をオープンした。今後、日本市場でのブランドプレゼンス拡大を重視し、3〜5年をかけて出店を拡大する方針だ。オンラインチャネルやECモールとの連携も強化し、顧客接点の拡大を図る。同社の担当者は「日本市場には大きなチャンスがあると確信している。百貨店は日本の消費者にとって重要なショッピングチャネルであり、可能性を感じている」とコメントした。