ファッション

「デレク ラム」が6年ぶりに復活 ロバート・ロドリゲスがクリエイティブ・ディレクターに就任

米アパレル企業パブリック・クロージング・カンパニー(PUBLIC CLOTHING COMPANY以下、PCC)は、傘下に持つ「デレク ラム 10クロスビー(DEREK LAM 10 CROSBY)」のメーンブランドで2019年に終了した「デレク ラム(DEREK LAM)」を復活することを発表した。また、両ブランドのクリエイティブ・ディレクターとして、ロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)「ロバート ロドリゲス(ROBERT RODRIGUEZ)」創業デザイナーを任命した。同氏による「デレク ラム」のデビューコレクションは、2026年2月のニューヨーク・ファッション・ウイーク中に披露する予定。

ダン・シャムダサニ(Dan Shamdasani)PCC創業者兼CEOは、「ロバートはクリエイティビティーと商業性のバランス感覚に優れている。経営面でも体制が整い、グローバルなリーチを持つモダンなアメリカブランドである『デレク ラム』を次の段階へと押し上げる準備ができた」と語った。

紆余曲折が続いた「デレク ラム」

「デレク ラム」は、デザイナーのデレク・ラム(Derek Lam)とヤン・ヘンドリック・シュロットマン(Jan Hendrik-Schlottmann)最高経営責任者(CEO)が03年にニューヨークで設立。11年にはディフュージョンラインの「デレク ラム 10クロスビー」を立ち上げた。14年には、ブランドの親会社デレク ラム・インターナショナル(DEREK LAM INTERNATIONAL)の少数株式を米投資会社サンドブリッジ・キャピタル(SANDBRIDGE CAPITAL)に売却。19年7月には、売り上げの70%を占める「デレク ラム 10クロスビー」に集中するため、コレクション事業の「デレク ラム」を終了した。20年には、現在の親会社であるPCCが買収。これに伴い、サンドブリッジ・キャピタルとシュロットマンCEOはそれぞれの持分を手放し、ラム創業デザイナーはチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任した。しかし、同氏は23年にブランドを離れ、24年にイタリアのブランド「カラス ミラノ(CALLAS MILANO)」のクリエイティブ・ディレクターに就任している。なお「デレク ラム 10クロスビー」は、23年から24年までケイト・ウォレス前クリエイティブ・ディレクターが率いた。

ロドリゲス新クリエイティブ・デザイナーの経歴

ロドリゲス新クリエイティブ・デザイナーはキューバ出身で、5歳の時に米国に移住。ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)を卒業後、「クリスチャン・ディオール(CHRISTIAN DIOR)」(当時)などでキャリアを積み、03年に「ロバート ロドリゲス」を設立した。その後、同ブランドは10年には米アパレル会社ジョーンズ・アパレル・グループ(JONES APPAREL GROUP)に、14年には米投資会社シカモア・パートナーズ(SYCAMORE PARTNERS)に買収された。しかし、20年にブランドを買い戻し、米デニムウエア会社ワン・ジーンズウエア・グループ(ONE JEANSWEAR GROUP)と提携してリローンチ。25年春夏シーズンには、デニムを中心としたコレクションを発表している。

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