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メディプラス製薬とメディプラスが社長交代 「オゾン化グリセリン」の価値最大化へ

ラフラインホールディングスは11月1日付で、子会社であるメディプラス製薬とメディプラスの社長を交代した。メディプラス製薬の社長に内田恭平前メディプラス社長が就任。メディプラスは池尻大輔前メディプラス取締役が社長に昇格した。メディプラス製薬の伊藤賢司前社長は取締役となる。

メディプラス製薬は、医療現場におけるオゾン活用技術であるオゾネーションの応用開発に取り組み、2008年に独自成分「オゾン化グリセリン」の特許を取得。その後オゾン化グリセリンは、抗菌作用やバリア機能などを持つ製剤として、化粧品にとどまらず、治療を補助する製剤としても活用の幅を広げてきた。メディプラスが展開するスキンケアブランド「メディプラス(MEDIPLUS)」の旗艦製品“メディプラスゲル”に初めて配合されて以降、同成分を用いたアイテムの開発を拡大している。今回、オゾン化グリセリンの機能価値を最大化し、企業として新たな成長フェーズに進むため、長年化粧品業界に携わってきた内田氏に白羽の矢が立った。

内田社長は、ポーラ化粧品本舗やオルラーヌジャポン、ニッピコラーゲンなどで経験を積み、23年にメディプラス社長に就任。デジタルマーケティングの強化や顧客ロイヤルティ向上などを通じてブランドの成長を支えてきた。

一方メディプラスは「メディプラス」の企画・開発・販売を担う。池尻社長は、約15年に渡り、メディプラスのスキンケアDtoC事業に幅広く従事し、通販事業全般に精通。豊富な現場経験と知見を評価され、今回の社長就任に至った。今後は、培ったノウハウを生かし、クリニック事業や通販事業の体制強化を推進する。

研究開発を担うメディプラス製薬と、ブランド事業を展開するメディプラスの経営体制を刷新することで、グループ全体としてR&D機能とブランド事業のシナジーを最大化し、国内外での事業拡大を加速していく。

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