オンワードホールディングスは6日、子会社オンワードコーポレートデザインが保有する東京・飯田橋の固定資産を譲渡すると発表した。譲渡先は野村不動産。譲渡価格67億3000万円から帳簿価格35億2000万円と譲渡にかかわる諸費用を控除した約32億円を、固定資産売却益として特別利益に計上する。
同社は2021年に発表した中長期ビジョンのもと、保有する資産の効率化を進めている。売却などで得た利益は既存事業のDX(デジタルトランスフォーメーション)投資やM&Aに充てる考えだ。
当該物件は飯田橋2丁目にあるオフィスビルで、オンワードコーポレートデザインの本社が入る。土地は694平方メートル、建物の延床面積は3713平方メートル。物件の引き渡し期日は26年2月を予定する。