
フリーランスと企業のマッチングサービス「ITプロパートナーズ」や“上司代行”のメンタープロパートナーズなどを運営するHajimariが1月に発表した20~50代の会社員700人(管理職150人、非管理職550人)対象の「管理職に関する意識調査」によると、半数以上が管理職になることを拒否し、世代問わず管理職離れが明らかになった。管理職に就くことは、昇給し、責任も権限も増すが、仕事量の増加やハラスメントの不安、部下のメンタルケアなど負担も大きく、“管理職=罰ゲーム”とも言われ、忌避される傾向にある。令和における管理職は本当に罰ゲームなのか?ファッション&ビューティ企業で今、求められる管理職像とは?実際に活躍するプレイングマネジャー11人のマネジメントの極意を取材した。(この記事は「WWDJAPAN」2025年7月14日号からの抜粋です)
されたいマネジメントのトップは
「チームの雰囲気を良くしてほしい」
Q. あなたは管理職になることについてどう考えていますか
Q. あなたはどのようなマネジメントを「されたい」か教えてください
(複数回答)
Hajimariによる「管理職に関する意識調査」の「あなたはどのようなマネジメントを『されたい』か教えてください(複数回答)」への回答を見ると、「チームの雰囲気を良くしてほしい」が断然トップとなっている。これは20〜50代のどの世代にも共通しており、令和に働く会社員の多くがマネジャーに対して、職場での良い雰囲気作りを期待していることがうかがえる。スキルやノウハウの共有、指導よりも、今は「長所を褒めて伸ばしてほしい」「次のキャリアを考えたマネジメントをしてほしい」など、承認欲求や心理的安全性、キャリア支援を求める声が大きいのが分かる。
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