
ブルガリ ホテルズ&リゾーツは6月4日、ブルガリ 銀座タワーにブルガリ 東京 銀座 バー&ドルチをオープンした。ミシュラン三ツ星シェフ、ニコ・ロミート(Nico Romito)が監修するこの空間は、「ブルガリ(BVLGARI)」の銀座拠点を新たな体験の場へと昇華させ、イタリアの伝統と日本の要素が融合する唯一無二のひとときを提供する。8階からルーフトップまで、巧みに設計されたそれぞれの空間で、手作業で仕上げられたペストリーや、ローマの午後を思わせるセイボリー、そして“ラ・ドルチェ・ヴィータ(甘い生活)”のエッセンスを投影したカクテルに至るまで、すべてのメニューに「ブルガリ」が誇るクラフツマンシップとディテールへのこだわりが表現されている。
9階のアフターヌーンティーサロンは、イタリアモダンデザインの巨匠、オズヴァルド・ボルサーニ(Osvaldo Borsani)による特別なマーブルテーブルを設置。芸術的なその空間で楽しむのは、同社のシグネチャーであるアフターヌーンティー(税込1万2500円〜)。このアフターヌーンティーは、イタリアの郷土料理や伝統料理を現代の感性に寄り添う形で再構築し、イタリア各地を旅するようなラインアップで構成されている。

セイボリーは、キャビアとサワークリームを添えたスズキ、軽い食感のボタンエビのパート包み、カプレーゼのタルトレット、ひよこ豆のベジバーガー、アスパラガスとスモークサーモン、ミニローストビーフバーガーなど、イタリアの多様な地域性と季節感を反映。スイーツは、南イタリアのパスティエラ、ナポリのゼッポレ・ディ・サン・ジュゼッペ、ローマの伝統菓子マリトッツォといった郷土菓子をモダンに再解釈。スコーンにも爽やかなオレンジやアプリコットジャム、そしてリッチな余韻を与えるマスカルポーネクリームを添えるなど、イタリアらしさを感じるアレンジを加えた。
ともに楽しむのは、佐賀県嬉野市の北野茶園や、静岡県と鹿児島県のTHE CRAFT FARMから厳選したこだわりのティーメニュー。さらに140年もの歴史を持つイタリアのコーヒーメーカー、カフェ・ヴェルニャーノのコーヒーや、フレッシュハーブティーもラインアップする。
10階には、これまでも親しまれてきたブルガリ ギンザ バーをリニューアルし、新たな装いで顧客を迎える。上階にはルーフトップバーのラ・テラッツァが広がり、午後から夕暮れ、そして夜へと移り変わる銀座の景色を眺めながら、シグネチャーカクテルや軽食を楽しめるほか、8階にはプライベートダイニングも設けるなど、多様な用途に合わせて利用可能。ブルガリ 東京 銀座 バー&ドルチの予約は、公式サイトから受付中だ。
◼︎ブルガリ 東京 銀座 バー&ドルチ
住所:東京都中央区銀座2-7-12
時間:ブルガリ ギンザ ドルチ 月〜土12:00〜20:00(12:00〜、14:00〜、16:00〜、18:00〜の4部制)、日12:00〜18:00(12:00〜、14:00〜、16:00〜の3部制)
ブルガリ ギンザ バー 月〜土12:00〜22:30、日12:00〜18:00
PHOTOS:KAZUSHI TOYOTA