日本ショッピングセンター(SC)協会の新会長に、清野智・東日本旅客鉄道取締役会長が就任した。5月19日開催の第42回定期総会後の懇談パーティで清野新会長は、「SCは、ファッションのイメージが強く、長年携わる鉄道事業とはまったく異なるカテゴリーにある。しかし、ルミネやアトレなどJR路線がある駅ビルSCが大きく成長している姿を見て、さらなる発展を目指したいと思った。SC協会の理念にある通り、SCの発展を生かして、地域社会に貢献できるよう、デベロッパーやテナントと手をとりながら、より良い街づくりを強化していく」と意気込みを語った。
なお、前会長の越村敏昭・東京急行電鉄・会長は、相談役に就く。
清野智(せいの・さとし)新会長は、1947年9月30日宮城県生まれ。70年、東北大学法学部卒業後、日本国有鉄道(現JR)に入社。87年、東日本旅客鉄道に入社。2006年、社長に就任し、12年から取締役会長に。