ゴールドウイン創業者の西田東作・前会長が9月1日、都内で死去した。86歳だった。葬儀は近親者のみで執り行う。後日、社葬を行うが日程は未定。喪主は長男で同社社長の明男氏。1925年富山県小矢部市に生まれた西田氏は、50年に同社の前身である津沢メリヤス製造所を設立。当初は靴下や腹巻を作っていたが、スポーツレジャー産業の発展を見越して業容を転換する。64年の東京五輪では日本人の金メダリストの8割が同社製品を着用するなど、有力スポーツアパレルに成長した。70年代には「チャンピオン」「エレッセ」「ザ ノース フェイス」など海外ブランドを次々に導入して今日の同社の礎を築いた。2000年に会長、11年に相談役に退く。00年に勲四等旭日小授章受章。