PROFILE:(たかはし・ゆうすけ)1985年生まれ、東京都出身。文化ファッション大学院大学修了後、2010年に三宅デザイン事務所入社。13年に「イッセイ ミヤケ メン」のデザイナーに就任し、6年にわたってチームを率いる。20年に同社を退社し、CFCL設立。22年に公益性のある企業としての国際認証「B コーポレーション」を取得 PHOTO:SHUHEI SHINE
日本のアパレルとサステナビリティ、と聞いて多くの人が思い浮かべるのが「シーエフシーエル(CFCL)」だろう。2020年2月に設立し、22年7月に日本のアパレル初となるBコープ認証を取得。24年2月にはパリ公式スケジュールで初のランウエイショーを開くなど、国内外に市場を広げている。特にサステナビリティの観点から彼らがこの4年半で選択してきたこと、抱える課題を高橋悠介「CFCL」代表兼クリエイティブ・ディレクターに聞いた。
素材の78.9%がリサイクルポリエステル
WWD:定期的に公表している「コンシャスネスレポート」によると、現在使用している素材の78.9%がリサイクルポリエステルで、キュプラ、オーガニックコットンと続く。以前、「主な素材は10種類程度」と話していたが、それは引き続き?
高橋悠介「CFCL」代表兼クリエイティブ・ディレクター(以下、高橋):秋冬はウールなどが加わり比率が変わるが、基本10種類ぐらい、その9割を継続して使っている。主軸はリサイクルポリエステルで、一番多いのは最初から使用している帝人フロンティアの「エコペット(ECOPET)」だ。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。
