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高島屋3〜5月期、売上高はコロナ前と同水準に

高島屋の2023年3〜5月期連結業績は、売上高に相当する総額営業収益が前年同期比7.3%増の2176億円、営業利益が同66.4%増の110億円、純利益が同59.8%増の85億円だった。行動制限の撤廃による消費回復が顕著に見られた。コロナ前の19年3〜5月期との比較では、総額営業収益はほぼ同水準まで回復し、営業利益は大幅に上回った。

国内百貨店事業は月を追うごとに改善し、売上高は前年同期比で9.8%増、19年比でも0.1%ながら上回った。訪日客による免税売上高は19年の7割程度まで戻った。ラグジュアリーブランドや時計・宝飾品といった高額品が12.4%増、婦人服や紳士服などのファッションが13.1%増だった。利益率の高いアパレルの回復したことに加え、昨年から本腰を入れたコスト構造改革の成果もあって国内百貨店事業の販管費率は1.5ポイント改善した。

好業績を受けて24年2月期の通期業績予想を上方修正する。総額営業収益は消費減速のリスクを踏まえて据え置くが、営業利益は375億円(当初計画は350億円)、純利益は245億円(同230億円)に上振れる。売上高も利益も19年実績を上回る見通しだ。

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