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ビューティ業界初、化粧品版“ボトルtoボトル”工場が本格稼働 ビューティクルが水平リサイクルに挑む

化粧品容器の製造販売事業を展開するツバキスタイルとグラセルの合弁会社ビューティクルは5月11日、佐賀・神埼市に化粧品容器における水平リサイクルのプログラムを導入した工場を竣工した。2階建てで、延べ床面積4000平方メートルのリサイクル工場と延べ床面積1650平方メートルの倉庫を併設する。総工費は約40億円。

「ビューティクル佐賀工場」は、化粧品やトイレタリー商品の容器回収から容器再生(製造)まで一気通貫で行い、PP(ポリプロピレン)とPE(ポリエチレン)製の化粧品容器の水平リサイクルに挑む。なお、同取り組みは化粧品業界で初。すでに病院やホテル、小売業との提携を開始しており、年内を目処に同工場で製造された再生化粧品容器の供給を図る。

竣工式に登壇した杉山大祐ビューティクル社長は、「飲料のペットボトルのリサイクルシステムは確立しているが、化粧品と日用品容器は水平リサイクルは現状できていない。この壁を乗り越えるべく、業界初の循環型プログラムを踏襲したこの工場を成功させ、新たなビジネスモデルとして日本におけるSDGsの取り組みに貢献していく」と話す。

谷村敏昭ビューティクル会長は、「化粧品を使用することで、髪や肌をきれいにすることができる一方、その商品の容器で地球を汚すことはいけない、という発想が同事業につながっている。新工場からより付加価値を高めたリサイクルプログラムを遂行していく」と述べる。 

従業員は約120人で大半を地元から新規雇用しており、神埼市の内川修治市長は「進出を心待ちにしていた。今後も地域活性化のために関係を深めていけたら」と期待を寄せる。

なお、いち早く同取り組みに賛同した新日本製薬は、22年4月から水平リサイクルで同じ容器に再生させる「パーフェクトワン リサイクルプログラム」を実施。直営8店舗で一部の使用済容器を回収しており、近々、ビューティクル佐賀工場で再生製造したプラスチック容器を使った商品展開を目指す。

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