ファッション

伊藤忠が有力ファクトリー靴ブランドの輸入販売をスタート

 伊藤忠商事は、スペイン発祥のシューズブランド「パロマ バルセロ(PALOMA BARCELO)」と「マニュエル バルセロ(MANUEL BARCELO)」の日本市場における独占輸入販売権を取得した。コロネットを通じ、2018年春夏シーズンから展開を開始する。20~50代の男女をターゲットに、全国の百貨店、専門店、セレクトショップを中心に販路を広げる。価格帯は両ブランドとも3万~6万円。3年後には小売り上代ベースで売り上げ10億円を目指す。

 「パロマ バルセロ」と「マニュエル バルセロ」は、靴の産地として知られる南スペインのエルチェにあるコジコジ フットウエア社(COSI-COSI FOOTWEAR S.L.)が立ち上げたファクトリーブランド。同社は1960年にマノロ・バルセロ(Manolo Barcelo)が設立し、アイコンとなるウィメンズ向けのエスパドリーユの生産を開始して以来、その手仕事による品質の高さが欧州のラグジュアリー・ブランドから支持されて来た。その後、息子であるマニュエル・バルセロ(Manuel Barcelo)が事業を継承し、2002年、「パロマ バルセロ」をスタートした。エスパドリーユの伝統と高い品質を保持しながら、よりファッショナブルで力強く、現代的に進化したシューズは欧州メゾンからの支持を集めている。16-17年秋冬には、メンズ・ウィメンズの両方をそろえるイタリア製スニーカーを中心とする新ブランド「マニュエル バルセロ」を開始するなど、積極的に事業を拡大している。現在は、パリ、ロンドン、ミラノ、ニューヨークの主要百貨店などに販路を持ち、16年12月にはスペイン・マドリードに初のブランド旗艦店をオープンするなど、ブランディングの強化にも取り組んでいる。

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