ファッション

ルックが仏「ベンシモン」を独占輸入販売 主力はスニーカー

 ルックは、スニーカーを主力とする仏ライフスタイルブランド「ベンシモン(BENSIMON)」の日本における独占輸入販売権を取得した。主要顧客を20~30代の女性と見込み、2018年春から直営店の出店、セレクトショップへの卸売り、ECでの販売を開始する。5年後の22年には直営店8店舗、売上高10億円(小売りベース)を計画する。

 「ベンシモン」は1975年にパリで誕生。78年に発売したカラフルなスニーカー“テニス”がブランドの象徴として知られているほか、バッグなどの服飾雑貨、アパレル、インテリア雑貨などを展開する。直営のコンセプトショップ「ベンシモン オトゥール・デュ・モンド(BENSIMON AUTOUR DU MONDE)」をフランス国内で50店舗運営する。直営店や卸売りはベルギー、ドイツ、台湾、南アフリカなど約20カ国に広がっている。

 日本では直営のコンセプトショップを都内に来年春開く予定だ。商品構成はスニーカー50%、服飾雑貨20%、アパレル15%、インテリア雑貨15%。スニーカー(ウィメンズ、メンズ、キッズ)で5000~1万円、アパレル(ウィメンズ)で6000~3万円と値ごろ感のある価格に設定する。将来的にはアパレルでライセンス企画の投入も視野に入れる。

 ルックは中期経営計画でナショナルブランドの強化に加え、欧米のインポートブランドの拡充を掲げる。「ベンシモン」は「マリメッコ(MARIMEKKO)」や「イルビゾンテ(IL BISONTE)」に続くインポートの柱に位置付ける。多田和洋・社長も「『ベンシモン』はルックの(既存の)事業との親和性が高い。じっくり育てたい」と期待を寄せる。

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