ファッション

「アクネ」がデニムに特化したラインをスタート、世界初の旗艦店が渋谷に

 「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は4月6日、デニムに特化した新ライン「アクネ ストゥディオズ ブロ コンスト(ACNE STUDIOS BLA KONST)」の世界初の旗艦店を渋谷にオープンした(東京都渋谷区神南1-10-8)。「ブロ コンスト」は、「アクネ ストゥディオズ」の既存デニムアイテムが生まれ変わったもので、新たな定番として、メンズ・ウィメンズともバギー、ストレート、スキニーの3型の計6スタイルのジーンズと、メンズ・ウィメンズそれぞれ2型のデニムジャケットや、デニムスカート、デニムショーツなどを提案する。これまで人気を博したジーンズ“スキン・ファイブ”などはなくなる。

 ジーンズからスタートした「アクネ ストゥディオズ」にとって、デニムはブランドの核である。ブランドの本質とクリエイションを探求するラインと位置付ける。ジョニー・ヨハンソン(Jonny JohanSson)=クリエイティブ・ディレクターは「『ブロ・コンスト』は既存のコレクションと並行しながら、自分たちの自由な領域を創り出すために始動した。私たちのデニム創りは常に進化し、前進する研究のようなもの。このプロジェクトは私の最もパーソナルな部分を反映したものであり、だからこそ東京で初めに発表したいと思った。ひっきりなしに人々が行き交い、流行に敏感な若者たちが集まる街・渋谷。その中心地にお店を構えてこそ、このプロジェクトの真価が発揮されると思ったから。渋谷の人混みに揉まれた人なら、私の意図をわかってもらえるよね?(笑)」

 また、シーズナルコレクションとして、ヨハンソン=クリエイティブ・ディレクターが、タイムリーに感じたものを反映したアイテムをそろえる。ファーストシーズナルコレクションは「スウェーデンのアウトドア」と「アーティストの機能的ユニフォーム」をアイデアに提案した。ヨハンソンは「日常的に何気なく着ているベーシックな衣類にあえて手を加えることに魅力を感じる。一人のアーティストが、お気に入りのガーメントをゆっくり自身の手で独特のピースに仕上げていく、そんな光景が目に浮かぶ。また、私自身スウェーデンの田舎で多く時間を過ごす中で、その土地土地に合ったスタイルがあることも魅力的だと感じる」と語った。

 店舗のファサードには「we are here」の文字をブルーネオンで掲げた。2層構造で約70平方メートルの店内には、面仕上げのステンレス製の立方体とゴールドのラックやバスケットに商品がディスプレイされ、照明が収納されたグリッド状の吊り天井や、シグナルレッドに塗装されたスチール製の階段が空間にリズムを与えている。ユニークな回転式ブラインドはアルミ素材、古代ギリシア建築のドーリア様式からインスパイアされたランプなどさまざまな要素をミックスした。

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