ギャルソン展の詳細明らかに 川久保玲も登場

イベント

2017/3/6 (MON) 11:30

 コスチューム・インスティチュート(COSTUME INSTITUTE)はパリ・ファッション・ウイーク期間中の3月6日、ニューヨークのメトロポリタン美術館(METROPOLITAN MUSEUM OF ART 以下、MET)で5月4日〜9月4日に開催する展覧会「Rei Kawakubo/Comme des Garcons Art of the In Between (川久保玲/コム デ ギャルソン 間の技)」のプレスカンファレンスを開催した。

 登壇したキュレーターのアンドリュー・ボルトン(Andrew Bolton)は展示内容について、「20年前、最も影響力のあるデザイナーは誰かと聞かれたらみんなイヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)と答えた。今同じ質問をしたら間違いなく皆川久保玲というだろう。彼女は常に"無"を偉大なコンセプトとして掲げてきた。そしてその"無"が存在するには"間"というコンセプトがないと成り立たない。彼女はさまざまな概念の間にある"間"の空間、それはときに居心地が良くない空間でもあるが、その中に美しさを見出し、アートフルに表現してきた。展覧会では、その"間"の空間を、彼女がパリデビューした1981年の作品から振り返る。80年代のコレクションは主にブラックの服だけで構成されたコレクションを発表し、業界人を驚かせた。82年の穴の空いたニットは肌とテキスタイル、身体と服の"間"を表現した。また、アシンメトリーやデフォルメしたデザインを多く手掛ける彼女は、未完成のものや完璧ではないものの中にある生々しい美しさを服で語った。決して自分をアーティストと呼ばず、クローズメイカー(服職人)と主張する彼女だが、最近はファッションとアートの"間"の空間、そしてファッションとビジネスの"間"の空間をさらに深く探求するようになった。川久保は昔からクリエイションとビジネスを1つ傘の中で考えてきたが、彼女の"間"の表現はファッションとビジネスの間にある流動的な空間の中にこそ一番濃く表現されているのだろう」と語った。

 同展は「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」がパリコレデビューした1981年の作品から現在まで、約150体のルックを展示するもので、現役デザイナーをフィーチャーするのは1983年のイヴ・サンローラン展以来2度目になる。

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