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レザーブランド「創悦」が描く日本の伝統文化と皮革の融合

 「創悦(そうえつ)」というブランドがある。日本皮革デザイン促進委員会のブランドだ。このブランドは、経済産業省の事業の一環として、日本の皮革製品の充実と海外市場開拓を目的にしている。日本のバッグメーカーのクイーポを中心に、2016年から北斎などの日本の伝統文化をテーマにした商品を発表している。

 今回発表された2020年春夏商品は、「葛飾北斎とスポーツ」がテーマ。東京オリンピックの年2020年らしくその33の競技を北斎の作品で表現した。北斎漫画と漢字で描かれたスポーツは外国人にウケそうだし、卓球、ボクシング、水泳、陸上などのスポーツからインスパイアされたルックをレザーで表現した商品はなかなか独創的だ。来年3月末からクイーポのオンラインショップ、百貨店、空港などで販売される予定だ。

 漢字をブランド名にしたものとしては、オンワード樫山の「組曲」「23区」「自由区」「五大陸」、今回の「創悦」を手掛けているクイーポの「原点」などが挙げられるが、ジャパネスク・ブームが盛り上がっている現在、ブランドネームだけでなく、企画にも「北斎」を取り入れた「創悦」は注目される存在だ。