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伊藤忠がAI採寸の中国スタートアップ企業に出資

 伊藤忠商事は、香港のスタートアップ企業でAI(人工知能)を駆使して正確な採寸データを計測する深セン・トウジ・テクノロジー(SHENZHEN TOZI TECHNOLOGY以下、TOZI)に出資する。出資額などは未公表。正確な3Dの採寸データは、ZOZOスーツを使ったZOZOやバーチャル試着を展開するスタートアップ企業のバーチャサイズなど、多くの企業が開発している。伊藤忠は、海外の大手企業のアパレル生産などを手がける香港の子会社である伊藤忠テキスタイルプロミネントとも連携し、ネット通販サイトだけでなくアパレル生産にも活用する考え。

 TOZI社は朱帥印氏が香港理工大学での研究をベースに2017年に創業した。スマホなどで撮影した数枚の身体データと、全世界の10万人分の身体計測データをAIで結びつけて、衣服用の正確な3Dの採寸データを計測できる技術「ワンメジャー(1 measure)」を開発したことで知られている。

 伊藤忠によると日本企業にもすでに数社との取り組みを進めており、三越伊勢丹などが導入を検討しているという。伊藤忠は”商いの次世代化”を掲げ、世界中でファッションテックへの出資や業務提携を積極的に行っており、TOZI社への出資もその一環になる。