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写真界の巨匠ピーター・リンドバーグが残した名作を振り返る

 写真家のピーター・リンドバーグ(Peter Lindbergh)氏が9月3日に74歳で死去した。リンドバーグの写真家としてのキャリアは30年以上におよび、20世紀において最も象徴的で礼賛されるファッション写真の数々を世に生み出した。リンドバーグの作品のスタイルにはナチュラルな傾向があり、ポーズを取らないありのままの姿をモノクロ撮影したものが多い。

 リンドバーグは、1980年代後半から90年代前半にかけて第一線で活躍したケイト・モス(Kate Moss)、リンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)、クリスティー・ターリントン(Christy Turlington)ら、スーパーモデルたちを撮影した作品で知られている。数々の有名ブランドとも仕事をしてきたリンドバーグ最後のプロジェクトのひとつが、英「ヴォーグ(VOGUE)」9月号のカバー撮影でサセックス公爵夫人メーガン・マークル(Meghan Markle)を写したものだ。

 リンドバーグは共に作品を作ってきたスーパーモデルたちからも尊敬と称賛を集めており、モデルたちのインスタグラムアカウントは彼の死を悼む投稿で溢れていた。ここで、リンドバーグが撮影した名作とともに巨匠の歴史を振り返りたい。