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「イケア」が“肉を使わないミートボール”発売へ 食品プラントで生産の豆が主原料

 「イケア(IKEA)」は、肉を一切使用しない植物由来の“ミートボール”を発表した。材料は、食品プラントで生産する豆やイモ、リンゴなど。人口の増加により急増するタンパク質需要に対応したい考えだ。2020年春にテストマーケティングを開始し、同年8月の発売を目指す。

 「イケア」は1985年、店内のレストランでミートボールの販売をスタートした。2015年にはベジタブルバージョンとチキンバージョンを発売。さらに18年にはサーモン、タラを用いたミートボールの提供も開始した。“肉を使わないミートボール”は、「イケア」にとって第5のミートボールになる。「イケア」は52の国や地域の420以上のレストランでミートボールを提供している。

 同社は、人口増加により50年にはタンパク質の需要が現在の2倍まで上昇することに着目。健康的かつサステイナブルな食べ物を求める顧客の声も意識し、食品プラントで作る豆を主たる材料とするミートボールの開発に乗り出した。「新しいミートボールは、ブタを筆頭とする食肉のミートボールより、環境への負荷が軽くサステイナブル。消費者は、美味しいと思ったときだけ、地球に優しい食品を買うだろう」と味にも自信をのぞかせる。

 「イケア」は、ヨーロッパでは同じく食品プラントで生産したストロベリーを使ったソフトクリームの提供をスタートしている。オートミールの種たる材料のカラスムギ、大豆、フルーツで作るソフトクリームは、動物由来の材料を用いる商品に比べ、二酸化炭素の排出量を半減できる。6月上旬に開催した、以降の商品や背景の哲学を紹介するイベントでは、チョコレートとライムミント味の試作品を発表した。

 同社は昨年8月、食品プラントで生産した野菜を用いたホットドッグを発売。すでに700万食を販売している。

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