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「ぜったいきれいになってやる」「私脱いでもスゴイんです」 TBCの平成テレビCMを振り返る

 エステティックのTBCは、平成の31年間で実に100本以上のテレビCMをオンエアした。同社のテレビCMは、社会の変化、男女の意識の変化などその時代を反映し、オンエア当時にキャッチコピーやセリフが流行語になったことでも知られている。ここでは、中でも特に話題となった3本の懐かしのCMを紹介する。

 平成4(1992)年にオンエアした“ぜったいきれいになってやる”編。タレントの坂井真紀が出演し、ストーリーは失恋をした女の子が、新たな自分に生まれ変わる決意を一人きりになった部屋で言葉にするというもの。部屋のカーテンに失恋の気持ちをぶつけるシーンや、「ぜったいきれいになってやる」というセリフ、そしてバックに流れる竹内まりやの曲「元気を出して」などが多くの女性の共感を呼んだ。

 平成7(95)年にオンエアした“私脱いでもスゴイんです”編。モデルの北浦共笑が出演し、高圧的でステレオタイプの面接官と対峙する。北浦が演じる面接を受けに来た女性は、ただのか弱い女性ではなく、たくましく社会を生きる女性だった。時代の女性像を心地よく痛快に表現し、意表を突いた決めのセリフ「私脱いでもスゴイんです」は多くの女性の支持を集めた。

 平成9(97)年にオンエアした“キレイになるのがTBC”編。スーパーモデルのナオミ・キャンベルが出演し、父の反対を押し切ってエステに行った“なおみ”が“ナオミ”になって帰ってくるというストーリー。スーパーモデルブーム、セレブブームを背景としたキャスティングの妙によって、今よりもまだ認知度が低かったエステティックの存在を、「ナオミよー」のセリフとともに世の中に大きくアピールしたCMだった。