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加齢臭を命名した資生堂が次はストレス臭を発見 製品は来春発売

 資生堂は、緊張など心理的ストレスにより特徴的な臭いが皮膚表面から皮膚ガスとして放出される現象を発見した。同社はこの“ストレス臭”に対応する技術を開発し、来春発売予定の新製品に応用する。

 資生堂では長年、臭気判定士による体臭研究を行ってきた。その中で、1999年に中高年の体臭の主な原因物質がノネナールであることを解明。“加齢臭”と名付けられ、よく知られるようになった。加齢臭の発見から約20年が経ち、同社はこのほど緊張やストレス由来の新たな臭いを発見し、“ストレス臭”と命名。臭いの原因となる主要成分がジメチルトリスルフィドとアリルメルカプタンの2成分であることを見出した。さらにこの“ストレス臭”は、本人はもちろん周囲の人達にも心の混乱や疲労を引き起こすことが判明した。

 同社の勝山雅子アドバンストリサーチセンター研究員は、「糖尿病患者の皮膚からはアセトンが多く検出されたり、飼い犬が飼い主の初期がんを臭いで発見したりするなど、人は体の状態によって臭いが異なる。そこで、体の中から出てくる気体の皮膚ガスに着目。約3年の研究によりストレス臭の正体を突き止め、その臭いを目立たなくする独自技術を開発した」と述べた。新たな技術を用いた新製品は19年春に発売予定。ブランドや形状などはまだ明らかにしていないが、「臭いをケアするアイテムということで、年齢や性別に関係なく幅広い人に利用できる、ユニセックスな製品となる予定だ」と話した。