ファッション

20歳の敏腕大学生がLAでストリートウエアのトレードショー 「シュプリーム」を大放出

 高校生時代に「シュプリーム(SUPREME)」のニューヨーク店前で夜を明かし続けた大学生、ザカリー・ドーフ(Zachary Dorf)が、「シュプリーム」を中心としたストリートウエアを売買するトレードショー「ソロプリームコン(Solopreme Con)」を8月25日にロサンゼルスで開催した。

 ドーフはコロラド大学ボルダー校(University of Colorado at Boulder)で起業学を学ぶ20歳。「シュプリーム」のドロップ(発売)日にはたいてい先頭から10番目以内に並んでいたという彼は、時にはインサイダー的情報を配信しながらSNSで「シュプリーム」ファンの間にフォロワーを増やしてきた。
 
 ドーフはこれまで「ソロプリームコン」をニューヨークをはじめ、ロンドンで開催し、アメリカ西海岸は初めて。ニューヨークと同様、参加費25ドル(約2775円)、出店費119ドル(約1万3000円)で、参加者は約1000人、出店者は40ほど。今回初めて「シュプリーム」だけでなく、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」「グッチ(GUCCI)」「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」などストリート界隈で人気のブランドも用意し、ニューヨークからラッパーのドンQ(Don Q)も招いてパフォーマンスを開催した。

 「ソロプリームコン」誕生のきっかけは、ドーフがマンハッタンのロウアー・イーストサイドで5人の出店者と共にポップアップイベントを開催したことだった。このポップアップイベントでは朝6時から人が並び始め、4時間で3万3000ドル(約366万3000円)を売り上げるなど盛況に終わった。その後ドーフは、ワイナリー兼ミュージックバーのシティーワイナリー(City Winery)を全米40店舗ほど経営する父の助けも借り、そのニューヨークの店舗で「ソロプリームコン」を開催。これまでにニューヨークで4回、ロンドンで1回開催している。

 初の西海岸での開催を前にドーフは「『シュプリーム』が出店している場所でしかトレードショーはしないと決めている。『シュプリーム』はとても慎重に出店地を決めているから、僕もそれに倣う。そこには毎回1000人以上がが並んで夜を明かすほどのファンの基盤があるから」と語った。次のトレードショーは冬の開催を予定しているという。

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