キャリアコラム

ロンハーマン 女性新事業部長が取り組む“売れ続ける店”の作り方

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"立ち上げ以来、想像以上に急成長。これ以上広げないのは、やりたいことが薄まると思うから"

 サザビーリーグのリトルカンパニーの旗艦業態、ロンハーマンの事業部長に、根岸由香里バイヤー兼ディレクターが4月1日付で昇格した。三根弘毅・前事業部長がリトルカンパニー社長に専念し、根岸新事業部長はロンハーマンのウィメンズディレクターと執行役員を兼務することになる。

 ロンハーマンはロサンゼルス発のセレクトショップと提携し、2009年に1号店を千駄ヶ谷にオープン。以来、常に話題性と快適性を提供しつつ、着実に出店を続け、現在はロンハーマン12店舗、13年に始めた日本独自の新コンセプトRHCロンハーマン(以下、RHC)が2店舗を展開している。

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「計画通りに売り上げは伸び続けています。。立ち上げ以来、想像以上に急成長しました。この3年は地道に地に足を着けて、5年後10年後を見据えて守りながら成長させていきたい」と根岸事業部長。出店要請も多く売り上げをさらに拡大するという選択肢もあった。だが、無理なアクセルは踏まない。「そこが一番大切なんです。これ以上広げないと選択したのは、この世界観を理解してくださる方へは行き届いたと感じるから。私たちの良さややりたいことが薄まるしブレると思うんです。ワクワクドキドキするお店を提案できていたから、ここまで来れたと思います。自分たちがワクワクしていなかったら意味がないし、常に面白いことを提案していきたい。できることはまだまだたくさんあります。それぞれを個店と考え、これまで以上にお客さまが気持ち良い空間を提供し、刺激を感じてもらえる環境作りに力を入れていきます」。

 内装はもちろん匂いや音に至るまで細部にまでこだわった店作りで西海岸の空気感を作り出し、『モノを売るのではなく経験を売る』コンセプトで成功を遂げてきた。「ロン(・ハーマン)=ロンハーマン・オーナーが語った言葉で好きな言葉“Think big, act small(直訳すると大きく考えて小さく動く)”の通り、丁寧にコツコツと取り組みたい。派手ではないことが大切だと思うから」。RHCはロンハーマンと違ったアプローチだが、共通点は刺激的なモノを提案することだ。出店を続けるが、「場所を吟味して焦らず出店を進めていく」。

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