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「ランバン」に続き「ウォルフォード」も 中国の投資会社が買収攻勢

 中国の投資会社フォーサンインターナショナル(復星国際、FOSUN INTERNATIONAL)はオーストリアの高級レッグウエア大手ウォルフォード(WOLFORD)の過半数株式を取得する。大株主である創業家の持ち株会社などから50.87%を取得することで合意。買収額は一株あたり12.8ユーロ(約1676円)と見られ、総取得株式は254万3694株、金額は3255万ユーロ(約42億6500万円)になる。フォーサンは「ランバン(LANVIN)」に続き、欧州の名門ブランドを手中にする。

 ウォルフォードはウィーン証券取引所に上場しており、フォーサンは同じく12.8ユーロで追加取得を目指す。買収を発表した3月1日の同社の株価終値は前日比10.8%増の14.3ユーロ(約1873円)だった。直近の2017年5〜10月の売上高は前年同期比3.7%増の7020万ユーロ(約91億9600万円)、純損失は前年同期比で150万ユーロ(1億9600万円)改善の660万ユーロ(約8億6400万円)だった。

 オーストリアのブレゲンツを拠点とするウォルフォードは、高級レッグウエアとボディウエアの名門企業で従業員数は1500人、直営店を109店舗展開している。日本の素材大手の旭化成は、「ウォルフォード」が生産するストッキングのストレッチ糸の8割を供給している。

 フォーサンは2月に、フランスの高級ブランド「ランバン」の買収を発表したばかり。イタリアの高級紳士服ブランド「カルーゾ(CARUSO)」、アメリカの高級ニットブランド「セント・ジョン(ST.JOHN)」などの他、リゾートのクラブメッド(CLUB MED)を傘下に持つ。