ファッション

写真家・マリオ・テスティーノが所有アート300点をサザビーズオークションへ出品

 ペルー出身の写真家マリオ・テスティーノ(Mario Testino)は自身が所有するコレクションをロンドンのサザビーズ(SOTHEBY’S)のオークションに出品する。

 オークションに先んじてロサンゼルスで公開されたショーケースには、テスティーノ所有のコレクションのうち、絵画、写真、彫刻など300点以上が展示された。最低落札価格はコンセプチュアル・アーティストのアダム・ペンドルトン(Adam Pendleton)作“システム オブ ディスプレイ D(SYSTEM OF DISPLAY, D)”が1万ポンド(約140万円)、タウバ・アワーバッハ(Tauba Auerbach)の“無題(UNTITLED)”が80万ポンド(約1億1200万円)。その他にもヴォルフガング・ティルマンス(Wolfgang Tillmans)、ギルバート&ジョージ(Gilbert & George)、アンゼルム・キーファー(Anselm Kiefer)などの作品が出品される。

 「私のテイストとは異なるものを集めることが好きだ。物事を異なる視点で見せてくれるものなら何にでも興味がある」とテスティーノは語った。収益金は2012年にペルーに建てられたテスティーノによる非営利のマリオ・テスティーノ美術館(MATE)に寄付される。

 出品された作品は9月13日と14日に競りにかけられるほか、テスティーノに影響を与えた写真88点は、9月1~15日の期間中、サザビーズのウェブサイトで購入できる。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“個”が主役の百貨店特集2024【WWDJAPAN BEAUTY付録:2023年度世界のビューティ企業TOP100】

7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。