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「ジースター ロゥ」の新クリエイティブ・ディレクターがもたらすデニム革新

 世界で初めてデニムパンツに立体裁断を取り入れるなど、「ジースター ロゥ(G-STAR RAW)」は1989年の創業以来、常にデニムの新たな可能性を追求する取り組みを続けてきた。2016年10月には、それまでブランドのクリエイティブ・コンサルタントとして、ストアコンセプトのディレクションやカプセルコレクションの「ジースター ロゥ リサーチ.(G-STAR RAW RESEARCH.)」などを手掛けてきたアイター・スロープ(Aitor Throup)をエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターとして正式に迎え入れ、デニムウエアのイノベーションを促進している。

 今年6月、スロープはクリエイティブ・ディレクターに就任して以来初となる「ジースター ロゥ リサーチ.」第3弾を、パリ・メンズ・ファッション・ウイーク中に発表した。この実験的なカプセルコレクションが生み出されるのは、スロープ=ディレクターがジースター社内の精鋭デザイナーを集めて開設した、オランダ・アムステルダムの本社内にあるアトリエだ。彼はここでコンセプチュアルな製品のプロトタイプを作り上げ、その集合体を「ジースター ロゥ リサーチ.」として打ち出している。ここで提案された先進的なアイデアは、その後「ジースター ロゥ」のコレクション全体に落とし込まれ、一般消費者向けのデザインへと発展していく。実際に「ジースターロゥ リサーチ.」第1弾で発表された3Dデニムパンツ“スタック(STAQ)”は、現在ではブランドの主力商品の一つへと大きな成長を遂げた。言わば「ジースター ロゥ リサーチ.」は、「ジースター ロゥ」のコレクションを作り上げる青写真の役割を担っているのだ。

 スロープ=ディレクターは「私の一番重要な役割は、『ジースター ロゥ』が常にデニムに革新をもたらし続けるイノベーティブなブランドであるというメッセージを発信し続けること。それは消費者に対してのメッセージであると同時に、ジースターで働く社員に対してのリマインドでもある。創業以来、リスクを恐れずにチャレンジを繰り返してきたブランドの哲学を再確認し、常に新しいものを生み出す姿勢を貫いてほしい」と話した。

 スロープ=ディレクターは80年、アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。英ロイヤルカレッジ・オブ・アートを卒業後、14年から「ジースター ロゥ」に関わる。これまでにサッカーイングランド代表のユニホームデザインやロックバンド、カサビアン(KASABIAN)やデーモン・アルバーン(Damon Albarn)のアートディレクションの他、映画「ハンガーゲーム(THE HUNGER GAMES)」の衣装デザイン、映像監督、グラフィックデザインなど、幅広い分野で活動してきた。

 「ジースター ロゥ リサーチ.」は世界中の限られたコンセプトショップのみで展開するカプセルコレクションで、日本ではドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)のみで取り扱われている。