ファッション

日鉄住金物産の繊維事業 経常利益89%増 16年4~9月期

 日鉄住金物産の繊維部門の2016年4~9月期は、経常利益が前年同期比89%増の24億円だった。売上高は、主力であるOEM(相手先ブランドの生産)で衣料品市場の不振が響き、同6.3%減の768億円だったが、円高効果を含むコスト低減、赤字だった子会社の遊心クリエイションの清算などで、利益は大幅に改善した。

 通期(17年3月期)は売上高1700億円、経常利益54億円以上を計画する。引き続き消費市場は厳しいと見る中村英一・取締役常務執行役員は「確実にロスを削減することで利益を積み上げる。縫製は主力工場に集約されてきたが、素材においても各部ごとに布帛、ニット、カットなどで共有を進め、効率化を図る」と話す。またアパレルからQR(クイックレスポンス)への要望が再び高まっていることを受けて、中国だけでなく低コストを売りにしてきたASEANにおいてもリードタイム短縮のための知恵を絞る。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。