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「オム プリッセ」江戸のユーモアとエロスが放つエネルギーに着目

 「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」(以下、「オム プリッセ」)は11月、江戸時代に花開いた、男女の性愛を描写した春画に着目したコレクションを発売する。日本の衣服に用いられてきた柄やスタイルを見直し、現代に伝えることに注力するブランドとして、デフォルメした性器やおおらかな性描写、細部まで描かれた着物の柄やインテリアの描写が美しい春画のユーモアとエロスに注目。春画が放つ生のエネルギーを、粋な生活スタイルの中に取り入れることを目指す。

 プリーツにプリントしたのは、春画芸術の最高傑作と言われる北川歌麿の「歌満くら」や、葛飾北斎の「タコと海女」、同じく北斎の「東にしき」、鳥居清長の「袖の巻」などをインスピレーション源としたもの。「歌満くら」は、ち密に描かれた着物や髪の毛、女性のうなじ、着物から覗く肌感など、歌麿の技量が最大限に発揮された作品。一方、北斎の「タコと海女」は、その奇抜な設定と大胆な構図が特徴。タコに襲われることを逆手にとって楽しんでしまう、女性のしたたかな一面がうかがえる。「東にしき」は、若い男女や子持ちの夫婦など、さまざまな町人が繰り広げる性愛の場面を集めたものだ。「オム プリッセ」は、こうした柄を羽織パターンのコートやブルゾン、シャツなどにプリントした。

 コレクションは代官山や仙台、阪急メンズ東京の「オム プリッセ」のほか、南青山の「リアリティ ラボ イッセイ ミヤケ」、丸の内の「イッセイ ミヤケ」、銀座と大阪・南船場の「エルトブ テップ イッセイ ミヤケ」で発売する。