
オンワードホールディングス(HD)の2026年3〜8月期連結業績は、売上高が前年同期比4.3%増の1175億円、営業利益が同7.0%増の61億円、経常利益が同7.5%増の59億円、純利益が同16.6%増の56億円だった。オーダースーツの「カシヤマ(KASHIYAMA)」など戦略強化ブランドが伸び、全ての利益段階で増益を確保した。ただ、天候不順による夏物不振、英国発「ジョゼフ(JOSEPH)」を抱えるヨーロッパ事業の赤字幅拡大により、営業利益は期初計画の64億円に届かなかった。
事業会社別では、中核会社のオンワード樫山は売上高が前年同期比0.9%減の542億円、営業利益が同20.4%増の30億円。ウィゴーは売上高が同4.1%増の163億円、営業利益が同5.4%減の10億円。ブランド別では戦略強化ブランドが軒並み好調で、同42.5%増収の「カシヤマ」をはじめ、化粧品の「チャコット・コスメティクス(CHACOTT COSMETICS)」が同23.9%増収、「アンフィーロ(UNFILO)」が同13.5%増収と大きく伸ばした。一方、「23区」は天候不順などで夏物の動きが鈍り、同0.3%減収だった。
海外では、「J.プレス(J.PRESS)」の米国事業が伸びた。店舗とEC共に好調で、売上高が同90.2%増の13億円、営業損益は400万円の黒字(前年同期は4100万円の赤字)に転換した。9月18日にはニューヨークの旗艦店を移転リニューアルし、今後はロサンゼルスやシカゴなど主要都市への出店を検討する。ヨーロッパは「ジョゼフ(JOSEPH)」が振るわず、営業赤字は5億7100万円(同2億1100万円の赤字)に拡大した。
27年2月期の業績予想は期初計画を据え置いた。売上高は前期比4.3%増の2470億円、営業利益は同10.3%増の128億円、純利益は同10.9%増の112億円を見込む。上期に赤字だった欧州は、通期で1億8000万円の黒字を確保する。