太陽谷が展開するウィメンズブランド「デイシー(DEICY)」は5月28〜31日、東京・表参道のイベントスペース「Rand Omotesando」で期間限定ポップアップストアを開催した。4日間の売上高は3430万円に達し、ワンピースが売り上げ構成比の約40%を占めた。客単価は4万5000円で、太陽谷の東智彦執行役員は「ECの客単価を1万円以上も上回った。5万円以上購入のお客さまに贈呈した、25周年記念ブックレットも後押しになった」と分析する。
同ブランドは、今年でブランド設立25周年。元々は「セシルマクビー(CECIL MCBEE)」などの運営母体であった旧ジャパン・イマジネーションが展開していたが、同社の事業再編に伴い、2025年に太陽谷が譲受。現在は常設店を持たずEC中心で展開しているものの、売上高は譲受前と比べて30%増で推移している。太陽谷にはOEM・ODM(他社製品の開発・生産)のバックボーンがあり、東執行役員は好調要因について「当社の強みである生産背景を生かしたものづくりと、事業譲受後も変わらず守り続けているブランドらしさにある」と話す。
ポップアップでは実際に製品を手に取り、試着する機会を求めて多くの来店客が訪れた。来店客は20代後半から30代前半の女性が中心。日本国内だけでなく、中国や台湾などアジア圏からの来店も目立った。中国のSNSアプリ「RED(小紅書)」や動画プラットフォーム「Bilibili(ビリビリ)」での情報発信を強化していることが、海外客の集客につながっているという。
6月10〜16日には、大阪・阪急うめだ本店4階で同様のポップアップイベントを開催する。2025年9月に同施設で実施したポップアップでは売上高1850万円を記録しており、東執行役員は「大阪は2500万円を目指したい」と意欲を見せる。
今後もECを主軸に事業を展開する一方、顧客との接点を増やす商業施設での期間限定店の出店を継続していく方針だ。また、将来的には旗艦店の出店も視野に入れているという。