ファッション

“知られざるコシノヒロコ”に迫る大規模展覧会 ライブドローイングで開幕

コシノヒロコによる展覧会「(UN)KNOWN HIROKO KOSHINO ―新説/真説 コシノヒロコ―」が5月26日、東京都現代美術館で開幕した。

同展は、日本のファッション界をけん引してきたデザイナー、コシノヒロコの半世紀を超える創作活動を現代的な視点から再解釈するもの。コレクション作品約200点に加え、絵画作品約130点を展示し、ファッションデザインにとどまらない、ペインティングや書、音楽など多面的な創作活動に迫る。

会場では、墨絵やアクリル画、油彩、タペストリー、映像作品など、多岐にわたる表現を紹介する。展示は5つのセクションで構成し、絵を描き始めた幼少期から現在に至る創作の源泉をはじめ、同時代に活躍したアーティストの象徴的作品とコシノのアートやデザインとの関係性、パリを拠点に活動する現代アーティスト、マティルド・ドゥーニーズ(Mathilde Denize)とのコラボレーション作品、貴重なアーカイブに触れられるインスタレーション、東京都とアーツカウンシル東京による「ネクスト・クリエイション・プログラム こどもファッションプロジェクト」で制作された子どもたちの作品などを通じて、コシノの活動を多角的に読み解く。

60年の創作の“集大成”を、次の世代へ

昨日行われた内覧会では、コシノがライブドローイングを披露し、開幕を祝った。また小池百合子東京都知事らが登壇し、「ファッションとどまらない幅広い活動をされるコシノヒロコ先生は、根本的にアーティストだと思っています。日本が世界に伝えていくべきは文化。その大きなメッセージを東京から発信してくださることを期待しています」とコメントした。

コシノは、「私のデザインは、決して突飛なものではなく、常に人間に寄り添って作ってきました。60年にわたるアーカイブを今見ても古さを感じないと言っていただけることは、とてもうれしい。今回は、単に私の作品を見てほしいという展覧会ではありません。長年の創作の中にある時代のエネルギーを、次の世代を担う若い人たちに感じてほしい。子どもたちの純粋なまなざしや表現にも、私自身が大きな力をもらいました。多くの若い方たちにも見ていただけたらうれしいです」と語った。

■ (UN)KNOWN HIROKO KOSHINO ―新説/真説コシノヒロコ―
日時:5⽉26⽇〜7⽉26⽇ 10:00〜18:00
会場:東京都現代美術館 企画展⽰室 B2F
住所:東京都江東区三好4-1-1
休館⽇:⽉曜⽇(7⽉20⽇は開館)、7⽉21⽇
観覧料:一般2200円、大学生・専門学校生/65歳以上1500円、高校生・中学生800円、小学生以下無料

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