ビューティ

Lキャタルトンが中国ビューティ大手マオゴーピンと戦略提携 高級ビューティ投資を強化

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)系の投資会社Lキャタルトン(L CATTERTON)はこのほど、中国で急成長中のビューティ大手マオゴーピン コスメティクス(毛戈平化粧品以下、マオゴーピン)と戦略的提携を結んだ。

海外展開と投資ファンド設立が柱に

マオゴーピンが香港証券取引所へ提出した資料によると、今回の提携はLキャタルトン・アジア(L CATTERTON ASIA)との間で行われ、高級小売りチャネルを中心とした同社の海外展開を支援する。さらに両社は、世界の高級ビューティブランドを対象にした買収や戦略投資に注力するエクイティ投資ファンドを共同で設立する。

資料ではこのほか、「資本構成の見直しや人材採用、経営体制の強化においても協力していく」としている。マオゴーピンは本提携を「ウィンウィンの関係」と位置付けている。

主力ベースメイクが売り上げをけん引
株主は一部持ち分縮小へ

舞台俳優からメイクアップアーティストへ転身した毛戈平創業者は、自身の名を冠した化粧品会社を約1年前に香港市場に上場させた。2025年上半期の売上高は前年同期比31.3%増の25億元(約550億円)、純利益は同36.1%増の6億7040万元(約147億円)と、力強い成長を示した。

グループ売上高の大半を占める「マオゴーピン(MAOGEPING)」は、メイクアップからスキンケア、フレグランスまで400以上のSKUを展開する。主力のベースメイクでは、“ラグジュアリー キャビア クッション”(320元=約7000円)と“ルミナス ライト ヴェイリング プレストパウダー”(260元=約5700円)が、いずれも期間中に売上高2億元(約44億円)を突破した。

なお毛創業者の妻で、同社の副会長を務めるワン・リーチュン(Wang Liqun)は、直接および投資会社を通じて合計45%の株式を保有している。両氏とその家族である他の主要株主4人は、私的な資金需要を背景に、保有比率を最大3.5%(約15億香港ドル=約300億円)引き下げる計画を発表した。調達資金は、サプライチェーンへの投資や生活水準の向上に充てるという。

Lキャタルトンはこれまでにも、中国市場でキッズ向けスキンケアブランド「ハイ!パパ(HI!PAPA)」に投資している。

※本文中の円換算レート:1元=22円、1香港ドル=20円

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