ファッション

エディ・スリマン 「サンローラン」の次は自分のブランドか

 4月1日付で「サンローラン(SAINT LAURENT)」のクリエイティブ・ディレクターを退任したエディ・スリマン(Hedi Slimane)が後援者を探しているようだ。同氏は最近ドーハのメイフーラ・フォー・インヴェストメンツ(MAYHOOLA FOR INVESTMENTS、以下メイフーラ)のオフィスで目撃された。メイフーラは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」やイタリアの「パル ジレリ(PAL ZILERI)」を所有し、「アニア ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」の一部株式も取得しておりラグジュアリーおよびファッション部門を拡大したいとみられている。業界筋によると、メイフーラと自分のブランドを立ち上げる話をした可能性があるという。

 エディは最初に「サンローラン」に入った時、親会社のグッチ グループ(GUCCI GROUP、現ケリング KERING)と自分のブランドを立ち上げる交渉をしたものの、実現せず、その後「ディオール オム(DIOR HOMME)」のアーティスティック・ディレクターに就任した。

 仏新聞「レ・ゼコー(Les Echos)」によると、メイフーラは「バルマン(BALMAIN)」にも目を付けているようだ。

LUISA ZARGANI
訳 WWDジャパン編集部

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